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京都へ 日本小児科学会2021年04月17日 20時53分19秒

京都へ 日本小児科学会
1泊で京都に行ってきました。日本小児科学会です。
コロナ禍で長距離移動は本当に久しぶりです。いえ、東京にだって行っていませんでした。
久しぶりに乗る新幹線のぞみ号。京都までわずか2時間ですが、これが長い。本を2冊持っていきましたが、1冊は数学の本で、最初の3ページで挫折しました。期待して買ったのですが、あまりにも難しすぎました。

京都に着いたのは夕方。現在、「まん延防止」ですから、レストランが20時で閉まってしまいます。タクシーに乗りますが、道は混雑。なかなか到着せず焦りました。
ホテルは、ザ・プリンス京都宝ヶ池。国際会議場の隣ですね。とても豪華な建物で、部屋も広々としていて立派でした。
急いでレストランに行き、ビールと料理を頼みます。
結構待たされて、時間を持て余しましたが、しかたないことです。料理の味は「びっくり」するほど美味しいというわけではありませんでした。つまり、まあまあでした。
部屋で風呂に入り、特にやることもないので、NHKとテレビ朝日のニュース番組を観ます。フィギュアスケートの織田さんが大泣きで鼻水まで流していたのにはびっくりしました。
なかなか寝つけませんでしたが、それでも就寝。当日を迎えました。

雨がかなり降っていましたが、ホテルから会議場まで道路に屋根が付いていて濡れることはありませんでした。
会場に入ると結構人がいるなと感じたのですが、会場を覗くと聴衆はまばらでした。
今回の学会はハイブリッド形式。現地に聴きに来る人と、ライブ配信を地元で視聴する人と両方です。
会頭の細井先生によれば、7000人の参加申し込みがあったそうです。これはかなり大きな数字で、現地だけの場合、ここまでの参加はないそうです。
つまりライブ配信があるのなら、学会に参加してみよう(視聴してみよう)という先生が結構いるということです。

僕の講演は学会中日(なかび)のお昼前。他の会場は全てクローズですから必然的に注目を浴びることになります。
座長をしていただく大阪母子医療センターの和田先生にご挨拶して、いよいよ登壇です。
メインホールですからかなり広い。こんな大きな会場で発表したことはないかもしれません。
聴衆はあまり多くはありませんでしたが、それでも2〜300人はいたと思います。こういう状況で僕は緊張するかというと・・・まったく緊張しません。ま、こういう場が好きなんですね。
時計を見ながら話すスピードを調整し、50分の講演時間を45分で終了しました。

全国ではライブ配信で、どれだけの先生が視聴してくれたのかよくわかりませんが、2〜3000人は見てくれたと思います。
みなさんの心に響くような講演ができたでしょうか?
仮に何かが伝わったとしたら、それは僕が関わった家族の力のおかげです。
ぼくは、重い障害を持つ子どもの家族に深く関わり寄り添って、いろいろなことを勉強させてもらいました。僕はそれを皆さんにお伝えしただけです。

大学病院の時と違って、開業医になると子どもの生命に直接関わることはほとんどなくなりますが、それでも障害を持った子どもたちとは関わり合いを持ちながら、自分にできることをコツコツと積み上げて、命について今後も考えていこうと思っています。
6月には上智大学で講演があります。コロナ禍で延期・中止になった講演が多数ありますが、来年くらいからは少しづつ活動を広げていければいいなと思っています。
写真は京都府立医大の細井先生。
こんな一介の開業医にすぎない僕を招待していただき、本当にありがとうございました。

帰りの新幹線はなぜかすぐに東京駅に着いた印象でした。やっぱり自宅の書斎が一番落ち着くな。
これを書きながらそんなことを感じています。

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