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ゲノム編集の衝撃―「神の領域」に迫るテクノロジー ( NHK「ゲノム編集」取材班)2016年07月29日 22時29分06秒

ゲノム編集の衝撃―「神の領域」に迫るテクノロジー
ゲノム編集を解説した本が近いうちに必ず出版されるだろうと先日言いましたが、やはりその通りになりました。
一番手はNHK取材班でした。さすがです。

ゲノム編集にはいくつか方法がありますので、ここでそのメカニズムをすべて説明することはできません。
大ざっぱに言えば、ある遺伝子を壊したり、改変することが、高効率でできる技術です。

逆に言うとこれまではどうだったのか?
1つはノックアウトマウスです。ある特定の遺伝子を壊す。
対象の動物は基本的にマウス。
作成するまでには膨大な時間とコストがかかります。

そしてもうひとつは、遺伝子治療。日本でも免疫不全のお子さんに臨床応用されました。
これは人間の遺伝子をいじったというよりも、外から遺伝子を細胞内に加えたということです。
ベクターとしてレトロウイルスを使うのですが、効率はよくない。

ゲノム編集はこういった技術と比べものにならないくらいパワフルなのです。
iPS細胞が世紀の大発見とすれば、ゲノム編集も同程度のインパクトを持った発見です。
近いうちにノーベル賞を受賞するでしょう。