西村賢太、読破 ― 2011年04月14日 11時08分11秒
今期の芥川賞をとった西村賢太さんは、ひさびさに現われた大型新人です。
受賞作の「苦役列車」を含めて、彼の全著作6作品をすべて読破しました。
(話が長くないので、すぐに読めちゃうんです)
彼は受賞にあたって、こんなダメな人間でも頑張って生きているんだから、読者も勇気を出して欲しいみたいなことを言っていましたが、そういったコメントは、彼の文学とは何の関係もないと思います。
彼の文学の凄さは、自分を見つめる内省力と、表現のうまさです。
分かりやすく言えば、文章がうまい。
こんなにのめり込んで本を読んだのは久しぶりです。
将来、古典になるかと言うと、それは分かりませんが、平成の私小説作家として長く語り継がれることは間違いないと思います。
追記)この人は、タイトルの付け方がうまいと思います。
「苦役列車」というのも絶妙です。
受賞作の「苦役列車」を含めて、彼の全著作6作品をすべて読破しました。
(話が長くないので、すぐに読めちゃうんです)
彼は受賞にあたって、こんなダメな人間でも頑張って生きているんだから、読者も勇気を出して欲しいみたいなことを言っていましたが、そういったコメントは、彼の文学とは何の関係もないと思います。
彼の文学の凄さは、自分を見つめる内省力と、表現のうまさです。
分かりやすく言えば、文章がうまい。
こんなにのめり込んで本を読んだのは久しぶりです。
将来、古典になるかと言うと、それは分かりませんが、平成の私小説作家として長く語り継がれることは間違いないと思います。
追記)この人は、タイトルの付け方がうまいと思います。
「苦役列車」というのも絶妙です。
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