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コンビニ外国人 (新潮新書) 芹澤 健介2018年07月18日 21時02分01秒

コンビニ外国人 (新潮新書)
現在ベストセラー中の新書です。
この本は、タイトルの勝ちですね。タイトルに惹かれて買いましたが、内容はルポというよりも評論に近い印象でした。
昨年、「ルポ 日本絶望工場」が大ヒットし、ぼくも大変面白く読んだので、そうしたノンフィクションを期待してしまいました。
非常に勉強になりましたが、文学作品としての力はもう一つ発揮できていないように思えます。

現在、日本には100万人の外国人が働いています。
永住権を持っている人、留学生、技能実習生とさまざまです。
日本政府は移民という言葉を絶対に使いません(右翼が強く反発するからでしょう)が、事実上、日本は移民を受け入れています。
(ただし難民は受け入れていない)
100万人と言えば、人口の1%ですから、大きな数字です。
我が家の近くのコンビニにも外国の方が働いています。
丁寧に接客してくれるんですが、宅急便をお願いすると対応できないんですよね。

日本は労働人口がどんどん減りますからこの動きは加速する一方でしょう。ロボットや AI が替わりを務めるという説もありますが、ロボットは税金を払ってくれませんからね。
しかしながら、外国人労働者が日本に永住していくと、やがて外国人の高齢化問題・医療福祉問題が出てくるかもしれません。

あと30年くらいしたら日本という国の形はかなり変わっているかもしれません。
ま。ぼくがそれを見ることはないでしょう。