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再訪・カナダエスキモー2008年06月23日 19時36分49秒

今朝の朝日新聞の一面トップは、カナダエスキモー(イヌイット)のルポでした。
そうです、本多勝一がカナダエスキモーと1ヶ月以上生活を共にして、ルポを連載して大評判となったのは45年前。
本多さんの事実上のデビュー作ですね。
あれから45年。
朝日新聞の記者が同じ集落を訪ねると、、、42インチの薄型テレビの前に座っているのは、あのカヤグナ氏ではないですか!?
写真を見ると、、うんうん、確かに45年が経過したカヤグナ氏です。
あの極寒の北極圏で今も元気なのですね。
この地球上に、僕がどんな努力を払っても行くことの出来ない地域があって、そこに僕が顔を知った人が住んでいて、その人が45年の時を越えて元気だなんて、何とも感慨深いです。

しかし、記事はそういったセンチメンタリズムではなくて、地球温暖化に伴う極北の気温上昇を伝えたかったようですね。
雪が溶ければ文化が溶けると。
まあ、それはそれで大事なことですが、別にカヤグナ氏を報道しなくって伝えられることなのに、、、。
わざわざ北極圏まで行って、言いたいことは地球温暖化?
それってちょっともったいなさ過ぎます。
ジャーナリストが、ジャーナリズムの価値を分かっていないんじゃないですか??