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バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則(柿内 尚文)2022年09月03日 23時38分18秒

バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則
伝える技術・・・ではなくて、伝わる技術について書かれた本です。
なんと言ってもタイトルがキャッチーですよね。
実にうまいと思います。作者の意図がちゃんと伝わっています。

医者という仕事はコミュニケーションの仕事ですが、伝わるための努力ってあまりしていない気がします。
中には本当にコミュニケーションが下手な人がいます。
無口でも伝わる人もいるんですが、伝えておくべきことを伝えない医者っているんですよね。

そもそも、医学部って理系に分類されるので、数学と物理ができれば大体合格するんです。
しかし最も大事なのは、国語力じゃないでしょうか。
次が英語。
一番要らないのは数学です。
ま、医学部ってある意味で職業訓練校ですから。
教養としての数学は知っておいた方がいいですけど、医者とのコミュニケーションにおいては無用です。

現在、ベストセラーのようです。
伝える技術・伝わる技術に関心のある方、ぜひ、読んでみてください。

うまくいっている人の考え方 完全版 (ジェリー・ミンチントン)2022年09月08日 22時58分11秒

うまくいっている人の考え方 完全版 (ジェリー・ミンチントン)
これはかなり以前に買った本ですが、少し傷んでしまったので、買い直しました。
初版は2013年。なんと現在、100刷だそうです。びっくり。
ジャンルとしては、自己啓発本? ビジネス本?
とにかく100の「うまくいく」座右の銘みたいなものがでてきます。
いや、よくここまで考えられますね。これもびっくり。
ぼくには2〜3個しか思いつきません(笑)。
ためになる言葉がたくさんありましたが、ぼくにとって最もよかったのは(68)「友人を慎重に選ぶ」。
友人の定義が5個でてきますが、
「あなたを励まし、必要なときに精神的に支えてくれる人」とあります。
ああ、本当にそうですね。
この本は大事にして、またときどき読むと思います。
傷んだら、また買うでしょう。
おススメします。

書評を書く・荒井裕樹さんの『凛として灯る』(現代書館)2022年09月09日 15時50分06秒

荒井裕樹さんの『凛として灯る』(現代書館)
週刊読書人9月9日号に書評を書きました。
荒井裕樹さんの『凛として灯る』(現代書館)です。
いい本ですので、おススメします。
読書人もお買い求めください。

荒井さんは、分析鋭い学者であり、表現の深い文学者であり、一級のストーリーテラーのようなノンフィクションライターでもありました。
こういう若い才能は本当に羨ましいです。
これからもいい本を書いてくれるでしょう。楽しみです。

母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編(松浦 晋也)2022年09月18日 22時54分58秒

母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編
『母さん、ごめん。』の続編です。
この本も大変よかったです。誰もが経験のある介護の話なんですが、決して「サンプル1」という感じがせず、とても普遍性を感じるんですよね。
決して、実用的に役立つという意味ではなく、ノンフィクション文学として、読ませる内容がしっかりとあると思います。

いや、もちろん役にも立ちます。認知症の親をグループホームに入居させると、そのあと介護がどういう形になっていくのか、ぼくには知識がなかったので勉強になりました。

筆者は文章もうまく、一気に読める出来栄えでした。
脳死や安楽死に関する考察も(本論とは関係ありませんが)、大変興味深く読むことができました。
良い本ですので、皆さんにおススメします。

本を読んだら散歩に行こう(村井 理子)2022年09月19日 11時07分20秒

本を読んだら散歩に行こう
翻訳家でエッセイストの村井さんの作品です。
今回は書評集。しかし書評は10%で、90%はエッセイです。
今の時代、エッセイを書ける人は本当に少なくなりました。
それは、エッセイは商業ベースの本として成り立ちにくくなったからです。
たいていのエッセイはSNSやブログ(特にnote)で済んでしまいます。
したがってエッセイを出版できる人は、本当に文章がうまい人に限られます。

そして、村井さん。本当にうまい。短い比喩を上手に使うんですよね。それがシャープで新鮮なんです。
比喩って使い方を間違えると、文章が陳腐になって冗長になるんですが、それとは対極にある表現だと思います。

ぼくも一時期エッセイを書いてみたいと思った時期もありましたが、今はそれはもうない。だって無理だから。
文章がうまいっていうのはある種の才能で、トレーニングを積んでもなかなかうまくなるものではありません。
「分かりやすい文章」は工夫しだいでどうにでもなるんですけれどね。

この本は挿画もいいですね。おススメの1冊です。ぜひ、どうぞ。

エリザベス女王国葬2022年09月19日 19時45分28秒

日本のテレビで生中継とは驚きました。
大喪の礼のときは、どうだったかな。ちょっと覚えていない。
しかし、イギリスとか欧州って色が鮮やかですね。日本の儀式ってどうしても白黒ですよね。
安倍さんの国葬もそういう感じになるでしょう。何しろ会場が日本武道館ですからね。武道の場で葬儀ってどうなんでしょうか。

国葬を見ていて、ぼくが千葉大の教養部だったときを思い出しました。
英語の授業で女性教師から「Do you know Westminster Abbey?」と訊かれたんですよね。
「知りません」と答えたら、「You have no common sense.」と言われ、クラス全員がぼくを振り返って、「わっはっは」と教室内が爆笑になったんです。

common sense なんて人によって価値基準が違うんじゃないですか? 失礼にも程があります。言うのであれば、general knowledge でしょうよ。
めっちゃ頭にきて「じゃあ、お前は『万延元年のフットボール』を読んだのか!」とよっぽど言おうかと思ったものです。
本当にふざけた教師でした。
こんな所にいたら、教養を学べないなと心底思いましたね。

ぼくは教養部の2年間で深く教養を学ぶことができなかったことを、自著『どんじり医』で書きましたが、こういう教師のせいもあったと思っています。
ドイツ語は一生懸命にやったけど、それはその先生がとても熱心だったから。
学生の質は教師の写し鏡だと思いますよ。

精神科医の本音(益田 裕介)2022年09月25日 22時07分46秒

精神科医の本音
仕事の関係で読んでみました。
精神科はぼくと縁遠いで診療科ですので、知らないこともある一方、開業医として共通している部分も多数ありました。
ご本人が書いた本ではないと思いますが、表現・言い回しに関してちょっと拙い部分があり、編集者はもっと練ってもよかったと思います。

それから、この先生は卒後何年目なんでしょうか。それは読者としてぜひ知りたい。
内科系だったら最低10年、外科系だったら15年はやっていないと医師として一人前とは言えないと思います。
ぼくが患者だったら、自分の命を預けたくありません。
そこは明記してほしかったです。

精神科医療の内幕に興味のある方には、おもしろいと思います。

がんばらない小さなクリニックの経営戦略(來村昌紀)2022年09月29日 20時31分22秒

がんばらない小さなクリニックの経営戦略
大変おもしろく読みました。
らいむらクリニックの来村先生が書いた本です。先生には、ぼくら夫婦二人ともお世話になっています。
先生のルーツは脳神経外科医。頭痛外来をやる中で、行き詰まりを感じ、和歌山から千葉まで漢方(東洋)医学を学ぶために国内留学しました。
現在では、千葉の地にらいむらクリニックを開業しています。

先生が目指すのは持続可能なコンパクトなクリニック。だけど毎日80人の患者を診ていると言いますから、それってなかなかハードだと思います。
80人診察できる理由は、1日の労働時間にあります。先生の働き方は8時間。ぼくは6時間ですので、長い時間でゆっくりと診察しているという感じでしょう。

本の前半では、人を雇うことの難しさが繰り返し述べられています。で、結局現在は、先生と奥さん二人でクリニックをやっているというので驚きます。
ま、成人内科ではあり得ることでしょう。
小児科では絶対に無理ですが。

先生の漢方に対する想いも伝わってきました。
世間の人は、「頭痛に効く漢方薬」のような言い方をしますが、これは全然漢方を分かっていない人の発言です。医者でもそういう人がたくさんいます。
頭痛の原因はさまざまで漢方では、患者の体を整えることで頭痛を改善していきます。ですから、体の中の水を減らすことで頭痛がよくなることもあるわけです。
西洋医学とは根本で考え方が異なります。

先生のクリニックは年間150日休みがあるそうです。
でもその空いた時間をジョイントベンチャーに使い、さまざまなコラボを成し遂げて、自分のビジョンを具現化しているところは大変立派だと思います。
ぼくにはちょっと真似できないな。

一気読みの1冊でした。Amazonでもかなり売れているようです。
みなさんも、ぜひどうぞ。