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命は誰のものか 増補改訂版(香川 知晶)2021年06月03日 11時12分30秒

命は誰のものか 増補改訂版
生命倫理の入門書としてロングセラーになった本の増補改訂版です。
著者はこの分野で高名な先生ですから、ぼくがあれこれ言う必要はないと思います。
生命倫理の入り口を示した本なので、著者が整理した事実や他者の意見などがバランスよく書かれています。
こういう本は貴重ですし、これはこれで完成していると言えます。

ただ、無いものねだりですが、ぼく個人としてはもっと筆者の意見や思想を聞いてみたい。極論でもいいので。
たとえば、ピーター・シンガーの本を読んでいると、メッチャ腹が立ちますが、彼が功利主義の立場に立っていることが分かれば、それはそれで論理に隙がないことも理解できるし、本を通じて彼と対話できるわけです。
もちろん議論の出発点には「事実」が大前提になりますが、そういった議論を巻き起こす書籍に出会いたいなというのが、ぼくの希望です。

生命倫理に正解はないとよく言います。でも意見はあっていいと思うのです。
この世界の定番の倫理課題に、トロッコが暴走してその先に人間が3人いる、しかし引き込み線で進路を変えれば、その先には1人しかいない。あなたはどうする?という問いかけがあります。
これには正解がないわけです。
でもぼくには答えがあります。ぼくの意見は、進路を変えないというものです。
なぜならば、医師は自分の手によって人を殺してはいけないからです。功利主義とは反対の位置にぼくはいます。

みんさんもこの本を読んだ後で、たくさん思いを馳せて、いろいろな課題について考えてみてくださいね。