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精神障害とともに(南日本新聞取材班)2018年10月08日 10時18分31秒

精神障害とともに(南日本新聞取材班)
これは大変良質な本でした。
精神医学が内科や外科と根本的に異なるのは、患者対医者という関係性だけで医療が完結しないことにあります。
イタリアの例を見てもわかるように、医者の役割は、急性期の救急精神科しかないかもしれません。
あとは患者を支える地域の支援体制をしっかりと作って、患者たちを支援していくことが、医療よりも重要なのかもしれません。

精神障害というのは、まだまだ未解決な部分が多く、やるべきことは山積しています。
これからの日本では労働力不足がますます深刻化していきますので、精神障害者をサポートするネットワークがきめ細かく構築されるのか、ちょっと心配な部分もあります。

ぼくは医師として精神医療に直接関わることはできません(知識も経験もない)が、日本の精神医療の発展をこれからも注視していきたいと考えています。

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