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いじめで死なせない: 子どもの命を救う大人の気づきと言葉(岸田 雪子)2018年10月01日 21時12分16秒

いじめで死なせない: 子どもの命を救う大人の気づきと言葉
この本はあまり集中して読むことができませんでした。
つまらないから? いえ、そうではありません。切なすぎて胸が痛くなるからです。
いじめ問題には関心を持っていますので、これまでにも専門書みたいなものは何冊も読んできました。
したがって、いじめがなぜ起きるかという解析の部分に関しては、特に驚きはありませんでした。
ですが、やはりいじめられ、自殺した子の遺書とかを読むと本当に辛くなります。
裁判で、加害者がまったく反省しておらず、あれは遊びだったと答える場面では何とも救いがないなと悲しくなります。

ぼくは小学生の頃にいじめられたこともあるし、いじめに荷担したり傍観者になったこともあります。
そのいずれもが今になっては忌まわしい思い出です。
大人の世界にもパワハラというものがありますが、子どもはやはり未熟ですので、いじめの構造が簡単に成立しやすいのでしょう。
そうなると教師の役割は実に重要で、大変難しい職業だなとつくづく感じます。
重い内容の本ですので、みんさんにオススメという感じではありませんが、いじめに関する本の入門書としては秀逸です。
関心のある方はどうぞ。