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職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法 Kindle版 (上阪徹)2023年04月19日 21時36分59秒

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法 Kindle版 (上阪徹)
ブックライターとは聞きなれない職業名ですよね。
世間では、ゴーストライターなどと呼ばれていたりします。
要は、著者の代わりに実際に本を書く人です。
ビジネス書などは、ほとんどすべてがブックライターが書いていると聞いたことがあります。
企業の経営者とか芸能人とかの本もそうでしょう。
あるいは科学者の書いたサイエンスエッセイもそうかもしれません。

プロの作家が書いた本以外は、ほとんどブックライターが書いている可能性があります。
ぼくが書いた本の中で、もっとも多くの人に読まれたのは『発達障害に生まれて』というノンフィクションです。
この本を編集してくれた編集者さんは、業界の人から「この本は、どのブックライターを使ったんですか?」と聞かれたそうです。
開業医に本を書く暇なんてないと思ったのか、それとも開業医で文章の上手い人なんて見たことないと思ったのか、詳細は分かりません。
それくらい本人が書いた本は少ないということです。

ぼくは1年に1冊のペースで本を書いています。
1冊12万字。
上阪さんは、毎月1冊10万字書くそうです。
驚異的にも思えますし、プロなので、それもあり得るかなとも思えます。
ぼくの場合は、夕方まで医師として働き、平日の夜と日曜日を使って本を書いています。

この本の中に書かれていることには、ぼくと同じ意見のものもありますし、異なる部分もあります。
同じというのは、文章を2000字で基本とする考え方です。
念のために書いておきますが、ぼくは現在、『1文が書ければ2000字は書ける』(日本実業出版社)という本を書き上げて、これから入稿という段階です。
何が言いたいかというと、ぼくのアイデアは上阪さんの考えを参考にしたのではなく、ぼくのオリジナルということです。
パクリじゃないですよ。

異なる部分というのは、「話すように書け」という教えです。
ぼくは、書くには技術が必要で、話すように書いても通じないと思っています。

それはまあさておき、本作は大変面白い1冊でした。
書くまでの準備が7割という話は大変貴重でした。そうですよね、準備は大事です。本当にそう思います。
実はこの本、2013年の出版で、現在は絶版なんです。
電書のいいところは、絶版の本でも読めることです。
この本は Kindle で読みました。
電書、バンザイ! という感じですね。

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