卵子凍結は何のために? ― 2023年04月09日 20時16分32秒
生殖補助技術は不自然です。
不自然だから倫理的問題が起きます。問題が起きても解決策はありません。
ぼくが認めていいと思えるのは、夫婦間の人工授精までです。
そこから先は非常に不自然で、そういう不自然な生命の誕生が科学の勝利と言えるのか、疑問があります。
生まれてきた子にはどういう説明をしているのでしょうか。
「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」という言葉があって、これが女性の権利として金科玉条のようになっています。
しかし胎児の人権とか、胎児の尊厳みたいなものも、もっと考えたほうがいいと思います。
欧米ではもう「何でもあり」の状態になっていて、そうした技術や手順がどんどん日本に輸入されています。
2015年から3年間、千葉県浦安市で卵子を凍結保存する臨床研究が行われました。
将来子どもが欲しいけど、今はパートナーがいないとか、今は仕事などの理由で妊娠できないカップルのためのものでした。
その結果はどうだったでしょう。
卵子を凍結をした34人のうち、実際に体外受精をしたのはわずか2人で、出産に至ったのはたったの1人だったそうです。
卵子の凍結なんて安全性が不確定だし、希望する人なんてめったにいないのでしょう。
生まれてきた、その1人の子どもがすくすくと育っていくことを祈るばかりです。
このたび、東京都がやはり卵子凍結に予算をつけたようです。
まずは、調査費用として1億円。すごいですね、東京都は。
予算が潤沢です。
ところが驚くことに、これは「少子化対策」なんだそうです。
まじですか?
こんなことで、出生率が上がると思っているならば、おめでたいとしか言いようがありません。
だから政治家はダメなんですよ。
やっている感を出すのはやめましょう。
それより、大学の授業料の奨学金をすべてチャラにした方が、はるかに少子化対策になりますよ。
若者に借金を背負わせて、どうやって子どもを授かれと言うんですか?
住宅費の援助も必要です。
政治の無策・貧困が若者の貧困を呼び、少子化が進んでいるんですから、それを解決しないと、若いカップルは子どもをほしいなんて思いません。
いえ、ほしいと思っても、とてもじゃないけど、授かることができません。
政治家さんはもっとまじめに少子化対策を考えてください。
不自然だから倫理的問題が起きます。問題が起きても解決策はありません。
ぼくが認めていいと思えるのは、夫婦間の人工授精までです。
そこから先は非常に不自然で、そういう不自然な生命の誕生が科学の勝利と言えるのか、疑問があります。
生まれてきた子にはどういう説明をしているのでしょうか。
「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」という言葉があって、これが女性の権利として金科玉条のようになっています。
しかし胎児の人権とか、胎児の尊厳みたいなものも、もっと考えたほうがいいと思います。
欧米ではもう「何でもあり」の状態になっていて、そうした技術や手順がどんどん日本に輸入されています。
2015年から3年間、千葉県浦安市で卵子を凍結保存する臨床研究が行われました。
将来子どもが欲しいけど、今はパートナーがいないとか、今は仕事などの理由で妊娠できないカップルのためのものでした。
その結果はどうだったでしょう。
卵子を凍結をした34人のうち、実際に体外受精をしたのはわずか2人で、出産に至ったのはたったの1人だったそうです。
卵子の凍結なんて安全性が不確定だし、希望する人なんてめったにいないのでしょう。
生まれてきた、その1人の子どもがすくすくと育っていくことを祈るばかりです。
このたび、東京都がやはり卵子凍結に予算をつけたようです。
まずは、調査費用として1億円。すごいですね、東京都は。
予算が潤沢です。
ところが驚くことに、これは「少子化対策」なんだそうです。
まじですか?
こんなことで、出生率が上がると思っているならば、おめでたいとしか言いようがありません。
だから政治家はダメなんですよ。
やっている感を出すのはやめましょう。
それより、大学の授業料の奨学金をすべてチャラにした方が、はるかに少子化対策になりますよ。
若者に借金を背負わせて、どうやって子どもを授かれと言うんですか?
住宅費の援助も必要です。
政治の無策・貧困が若者の貧困を呼び、少子化が進んでいるんですから、それを解決しないと、若いカップルは子どもをほしいなんて思いません。
いえ、ほしいと思っても、とてもじゃないけど、授かることができません。
政治家さんはもっとまじめに少子化対策を考えてください。
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