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「障害者殺しの思想」横田 弘2014年06月12日 00時04分20秒

「障害者殺しの思想」横田 弘
絶版になっている古書で、プレミアが付いてかなりの高額でしたが思い切って購入しました。

読んで本当に良かったと思います。

障害者が「健常者」と共に生活していくには「地域」と「共生」がキーワードになると昨日書きました。
しかし横田さんは「地域」など果たして存在するのかと疑問を投げかけてきます。
いまは「特別支援学級」というものがありますので、昔の「養護学校」よりマシだとは思いますが、交流というのはほぼ無いようにも聞きます。
大規模コロニーは地域のグループホームに移行しつつありますが、グループホームに「隔離」されてしまえば、それは「地域」とは言えません。

「共生」というのはいい言葉なんですが、それを横田さんは、健常者が障害者へ、上から下へ与えるものだと批判します。

難しいですね。
「地域」も「共生」も実現していないかもしれませんが、諦めてしまっては何も実現しません。

「青い芝の会」は、「われらは問題解決の路を選ばない」と言っています。
従って、横田さんの本を読んでも、こうすればいいと簡単に自分を納得させることができない(教えてもらうことができない)んです。
だから自分で考えるしかない。

この3年間ぼくはかなり色々と考えました。
直接、障害児(者)家族にも教えられたし、本もずいぶんと読んだ。
少しずつ自分なりに答えができあがりつつあるように感じます。

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