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「小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則 」 ジェイソン・フリード (著), デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン (著), 黒沢健二 (翻訳), 松永肇一 (翻訳), 美谷広海 (翻訳), 祐佳ヤング (翻訳)2012年03月16日 21時55分52秒

小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則
こういう本をビジネス本と言うのでしょうか?
ビジネスに関する格言・箴言が短い章立てで、次々に出てきます。
単純に面白いと思って読みましたが、読み終わってみると、ぼくの生きてきた世界とは全然別世界だと思いました。
おまけに現在ぼくは個人事業主になってしまったので、さらに無縁の世界ですね。

だけど、ビジネスマンにはきっと面白い本だと思います。
特に章のタイトルがいい。
日本語も実にうまく翻訳しているのですが、英語のままでも十分に味わい深く言葉を楽しむことが可能です。

この本の帯には4つの戒めが並んでいます。

「会社は小さく」
「失敗から学ぶな」
「五時には帰宅」
「けんかを売れ」

面白いじゃないですか。
ぼくが所属していた大学の医局では
「関連病院を拡大して、他大学の教授ポストを取れ」
「ミスは、べからず憲法として教室に貼り出す」
「24時間働け! 座るな!」
「上司の命令は絶対服従。できないという言葉は禁句」
という感じでしたから、上の4つの言葉と180°反対でしょう。

本書で一番感銘を受けたのは、184ページ。
「本質だけになるまで切り落とす。だが詩を取り除いてはいけない」。
本を書くときの真髄のような格言ですね。

生まれて初めてビジネス本を読みましたが(ドラッガーはあまりのつまらなさに途中で挫折)、読んで良かったと思います。
こういう本もあるんだなと教えられました。

日本語訳は4人の様々な業種の人たちによってなされています。
あれ、この中に一人だけ年寄りがいるな。
あ、ぼくの兄貴だ。

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