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平穏なクリニック2010年03月25日 22時47分32秒

今日、クリニックに見えた患者さんはわずかに56人。
閑散としていました。
春休みに入った直後というのは、感染症が一気に減りますので、今は1年の中でもっとも患者さんが少ない時期なのです。
新学期になると、またクリニックは混雑して来るので、まあ、あと1週間くらいはこんな調子でしょう。

では、クリニックは平穏かというと、そうでもない。
それはクリニックがガラガラなので、子どもたちが嬉しくて騒ぐからです。
元気があるのは良いことですが、他の患者さんもいますので、院内を走ったりするのはNGですよ。

先日、大学病院に行ったら、小児外科の外来中廊下に貼り紙がありました。
それによると、患者さん同士が衝突する事故があったそうです。
一方は、元気に走る子ども。
もう一方は、俊敏に動けないご老人。
けっこう激しい衝突だったと聞きました。
そのご老人は、事故後にCTまで撮ったそうです。

子どもに悪意はありませんから、責任を問われるのは保護者ということになります。
万が一、うちのクリニックでそんなことが起こったらと思うと、何とも不安な気持ちになります。

僕が子どもの頃に通ったかかりつけ医は、「川久保医院」の川久保先生。
広大な敷地の中に旧い洋館が建っていて、それが自宅兼診療所でした。
入院施設もあったようです。
川久保先生はけっこうなご年配で、噂によれば、元・軍医だったそうです。
物凄く威厳があって、診察の時は子供心に緊張しました。

時代が変ったのか、僕に威厳が無いだけの話なのか、今の子たちは本当にリラックスしています。
ま、しかし、聴診をしている時くらい、「真面目」に診察を受けるように、それくらいは、ぜひお子さんに教えてあげてください。