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誰も教えてくれなかったスピリチュアルケア(岡本 拓也)2021年03月17日 22時06分27秒

誰も教えてくれなかったスピリチュアルケア
Amazonの書評を読むと、分かりやすいという評価が多かったのですが、ぼくにはちょっと難しい本でした。
がんなどの難病に冒されると、人は4つの苦しみを経験します。
身体的な苦痛・・・文字通り体の痛みですね。
心理的な苦痛・・・不安とか恐怖とかですね。
社会的な苦痛・・・仕事ができないとか、お金の心配とかですね。
そして最後がスピリチュアルな痛みです。
では、このスピリチュアルペインとは一体何でしょうか?
それはなかなか簡単には述べられません。
一例をあげましょう。
「どうせ死ぬなら、なぜ自分は生まれてきたんだろう?」
こうした根源的な問い、自分の存在の根本に関わる疑問によって苦しむことが、スピリチュアルペインです。

ぼくもたくさんの子どもの死を看取ってきましたが、幼稚園児くらいの子どもには、「死」というものは理解できなかったと思います。
ただ、中学生くらいの子が亡くなるときは、対応に神経を使い、苦慮しました。
ある保護者が言っていました。
(終末期にあたって)「子どもは自分の人生を整理できないから可哀想だ」と。深い言葉です。

小さい子どもは「死」を理解できないと書きましたが、「死」を意識しながら亡くなっていった子は見た経験があります。
その子の表情や態度から、死の覚悟を決めていると感じたのです。

ぼくが医師になったのは1987年ですが、WHOががんの疼痛緩和ガイドラインを発表したのは1986年でした。
千葉大病院の当時の麻酔科の教授は疼痛緩和が専門であったため、ぼくは1年目の研修医の頃から、麻酔科医が小児病棟に足を運んで疼痛緩和ケアをしているのを目の当たりにしていました。

のちにぼくが小児がんの治療のリーダーになってからも、終末期のケアは自分なりに一生懸命やったつもりです。
子どもにとって、楽しい時間が少しでも長く続くように・・・痛みが限りなく少なくなるように・・・そういう努力をしました。
また、子どもを失うご両親に対しては、スピリチュアルケアを自分なりにやってきました。

2025年に団塊の世代が後期高齢者になり、多死社会を迎えます。どうやって人生の最終ステージを生きるのか(閉じるのか)、これからますます大事になっていくし、医師の責任も重いと感じます。

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