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ペリー来航 - 日本・琉球をゆるがした412日間 (中公新書) 西川 武臣2016年06月30日 21時32分08秒

ペリー来航 - 日本・琉球をゆるがした412日間
〜泰平の眠りを覚ます上喜撰 たつた四杯で夜も眠れず〜
と言いますよね。なぜ4隻の蒸気船が来ただけで日本の歴史が変わったのでしょうか?
僕は以前からこれが不思議でした。
本書を読んでその疑問がすべて氷解した訳ではありません。
しかし時代の気分は大変よく分かりました。

もし、江戸幕府とアメリカが戦争に突入したらどうなったのでしょうか?
日本は島国です。アメリカは東インド会社を拠点にしても、蒸気船の燃料や、乗員の食料など、長期戦に耐える備蓄は難しかったように思えます。
だが日本は事を荒立てず開国という道を選びました。

城のように大きな船が蒸気で動いているのを見て、時代は変わった(変わりつつある)ということを日本人は悟ったのかもしれません。
長崎の出島を通じてヨーロッパの文化に対する理解はあった訳ですから、自国が世界で取り残されていることを自覚していたのでしょうか。
スマホのどこが良いのかわからないけれど、もはやガラケーの時代ではないとみんなが認識していることと同じ感覚が日本を支配していた可能性はあると思います。

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