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Steelcase の「Gesture, Leap(ジェスチャー、リープ)」放浪記2014年10月15日 16時32分40秒

Gesture, Leap(ジェスチャー、リープ)
椅子の重要性に気が付いたのは50歳を超えてからです。
若い頃はどんな椅子でもどんどん作業ができました。
しかし今は違います。

9年前にクリニックを建てた時、何も分からずに椅子を購入しました。
診察用の椅子は偶然にも大変座り心地がよく、現在でも愛用しています。ITOKI ですね。
ところが院長室の椅子がまったくよろしくない。
姿勢を保てないんですね。
パソコンにも向かえないし、リラックスもできない。
メーカーは書きませんが、およそ10万円の椅子です。

昨年、自宅書斎の椅子を買い換えました。
オカムラのコンテッサ。
デザインに惚れ込んだ部分もありますが、やはり座り心地が良い。
座面が広く、胡座もかけるなど、リラックスもできます。
ただ、(買わなかった)アーロンチェアに比べて、ちょっとメッシュが硬い。
不満はないけど、100点ではない、、、という感じです。

さて、院長室の椅子。
いろいろな椅子を検討しましたが、恩師の先生に勧められたのがアメリカのSteelcase。
向こうではハーマンミラーよりも人気であるとか。
デザインはちょっと「事務的」な印象。
なので、コンテッサを購入した時には検討すらしませんでした。
しかしこのSteelcase、見れば見る程、深みを感じるデザインと思えてきました。
華はないけど、飽きが来ないような。

で、同社を代表する椅子が、Leap(写真右の黒、革製)。
そして最新作のGesture(写真左のグレイ、布製)。

休診を利用して日本橋まで実物を見に行き、試しに1時間弱座ってみました。

まずGesture。座り心地とか背面の感触とか、大変素晴らしい。
デザインもけっこうカッコ良い。
で、思ったほど大きくない(もう少し大きくても良いなと感じた)。
そして、背面が後方に向かって反っているので、背中を包んでくれる感がない。
リクライニングするとけっこう倒れるので、この椅子は本当であればヘッドレストが必要なのでは? と思ってしまいました。

そして、「売り」である360°動くアーム。
ま、そこまでまめに動かしませんから、装備としてはちょっと過剰(もしくは価格を押し上げている)かなと感じました。
15万円を払う価値はありそうですけど、ちょっと期待が大きすぎた印象です。

いっぽうの Leap。本当は布製に座りたかったけど、展示してあったのは革製。
Gesture同様、あまり大きくなくて、コンテッサの方が座面が広い。
アメリカ人はあれで大丈夫なのかと余計なことを考えてしまう。

Leapはリクライニングが特殊で、後にもたれると、座面が前に出るんです。
この感触が実に気持ちいい。滑らかなんです。
そして背面が、やわらかく肩のあたりを包んでくれる。
Leapは前傾用の椅子と評されますが、それは前傾姿勢を取った時に、座面の前のヘリが凹むから。
しかしそれはほんのわずかで、凹むというよりも、もも裏が当たらないから痛くない、、、というレベル。
椅子から滑り落ちるということはまったくありません。

アームは360°可動ではありませんが、任意の位置にちゃんと動かすことができる。
そしてアームレストはGestureもLeapもとても柔らかくて気持ちいい。
(オカムラのバロンを候補から外した理由は、アームレストが硬いから。コンテッサは Steelcase 並に柔らかい)

LeapのデザインはGestureに比べて地味ですが(平凡と言ってもいい)、見ようによっては「できるビジネスマン的」な風合いがあります。
布製を選べば10万円ちょっとで買えますし、探せばヘッドレスト付きの商品もあるようです。

値段はともあれ、僕にはLeapの方が座り心地が良かった。
コンテッサやアーロンより優れていると思います。
デザインの良さに気づくまで時間がかかると思いますが、大変すぐれた椅子だと言えるでしょう。

試座したショールームはここ。
http://www.oaland.jp/shop/nihonbashi/
予約無しで大丈夫。きれいなお姉さんがいましたが、説明はなく自由に見学できました。

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