アクセスカウンター
アクセスカウンター

偏頭痛に苦しむ2012年01月30日 20時27分11秒

インフルエンザのピークになってきたようで、今日のクリニックには124人の患者さんがお見えになりました。
最後は2時間待ちになり、患者さんには本当に申し訳ないと思っています。
午前の混雑も激しくて、11時の時点で受付をストップせざるを得ませんでした。

そんな忙しい1日でしたが、忙しさとは別に、今日は偏頭痛に苦しみました。

大学に在籍していた頃は本当に頭痛が激しくて、おそらく年間に100日くらい頭痛薬を飲んでいたと思います。
ですが、脳神経外科医の主治医の先生に、偏頭痛の治療薬を教えてもらってからはずいぶんと楽になりました。

偏頭痛の原因はセロトニンです。
この物質は脳がリラックスした時に出現します。
ですから偏頭痛は週末に多いと言われています。
セロトニンは血管を収縮させますので、偏頭痛の初期では脳への血流が少なくなり、目の前がチカチカと暗くなったり明るくなったりします。
そしてセロトニンが枯渇すると、リバウンドで血管が拡張します。
そうなると、血管の周囲にまとわりついている神経が血管によって引き伸されます。これが頭痛の正体です。
ですので、頭痛は血管の拍動に合わせて、ズキンズキンと痛む訳です。

従って治療としては、セロトニンを足してやればいい。
現在は良い薬がたくさんあって、イミグランとかマクサルトで、偏頭痛はたちまち止まります。

今日の午前は頭がシンシン痛かったのですが、お薬ですっきり治って十分な診療ができました。