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冷たい雨が2008年01月12日 16時01分03秒

今日は本当に冷たい雨でしたね。
そのわりには、患者さんが比較的多く見えました。
このまま雪には変ってほしくありません。
僕の車は雪道は走れません。
クリニックの近くに住んでいるスタッフは一人だけ。
雪が降ったらピンチですね、うちのクリニック。

専門医と認定医2008年01月14日 19時43分51秒

今日はちょっと独り言です。
小児外科とはなんぞやという根源的な問いに関わる問題です。

若い医師は小児外科医になると必死になって技術を磨き経験を積みます。
一般外科の研修も行って、手術をこなし、試験を受けて、「外科専門医」を取得します。
それからさらに小児外科の研鑽を積みます。
この間、大学院に進学して博士号をとる人も多いです。
その後もさらに、修業を重ねて、試験を受けて「小児外科専門医」を取得する訳です。
日本小児外科学会の「専門医」の取得は日本で数ある学会の中で一番難しいと言われています。
では、「小児外科専門医」とは何かと言うと、「子どもを安心してまかせられる外科医」とされています。
まあ、ステータスですね。患者から見ても専門医なら安心です。

厚労省は、専門医の資格を広告できるように規則を変えました。
つまり、僕が自分が専門医であることを「広告」しても良いのです。
しかし、そのために、厚労省は各学会に条件を付けました。
そのうちの一つが、学会が「法人化」することでした。
僕は大学在職中に、小児外科教授が理事長でしたので、理事長付き庶務委員として、理事長をサポートし、学会の法人化に心血を注ぎました。
こうして、「専門医」の資格は広告できるようになったのです。
しかし。
今度は、学会に新たな動きがあります。
毎年、小児の手術をしていない医師には「小児外科専門医」の資格を更新しないというのです。
これは、もう、「外科専門医」がすでにそうなっています。
ひとつ聞いて良いですか?
じゃあ、僕って何?
手術をしない開業医っていうのは、学会から「専門医」ではないと認定されること?

噂によれば、、、、「専門医」という称号を奪う代わりに「認定医」という称号を与えるとか。。。
は、はい?? どこが違うの?
はい。違いはあります。
「認定医」の称号は広告できません。
じゃあ、患者はどうすればいいの?
みんな、紹介状を持たずに大学病院に行けば良いのかな??

開業医の小児外科の先生たちの診断力って本当にすごいんですよ。
たとえばね、うちのクリニックに毎日100人の子どもが来るとするでしょ?
今は「嘔吐・下痢症」が流行っていますから、毎日30人くらい消化器症状の子どもが来る訳です。
僕は話しを聞いただけで、「はやりの胃腸炎だな」と思うのですが、全員のお子さんにちゃんとベッドに横になってもらって触診をするのです。
このなかに、5000分の1くらいの確率で先天性胆道拡張症が隠れているんです。
これを見抜くんです、開業医は!
こんなにも専門的な技術を持った小児外科医はいませんよ。

「専門医」を育てる医者に「指導医」という称号を与えていますが、開業医の先生の実力は「診断の指導医」ですよ。
赤ちゃんのお腹のレントゲン写真を僕より精密に読影できる小児外科医って、日本にどれだけいますか? 
ちょっと傲慢な言い方ですかね。

手術をしない小児外科医から「専門医」の称号を剥奪する事に関しては、4つの視点から論じる必要があるとおもいます。
「患者の視点」
「開業医のプライドとか経営の視点」
「若い小児外科医の将来の展望の視点」
「日本小児外科学会の運営・維持の視点」

意見を言うべき時に黙っているのは卑怯、、、だと僕は思っているので、僕は意見を言います。
言行一致していない人間は卑怯、、、だと思っているので、僕は自分の考えを行動にうつします。
僕と考えの合わない評議員には投票しません。
理事会が間違った結論を出したら、僕は公の場で抗議します。
「長いものには巻かれろ」という諺もありますが、僕はそういう生き方はできないのです。
子どもたちにもそういう教育をして行くつもりです。

夜中の電話2008年01月15日 19時47分16秒

昨夜の遅い時間に、電話で、ある小児外科の先生と話しをしました。
千葉大学とは関連の無い先生で、日本で最も有名な小児外科医の一人です。
もちろん、大ベテランの先生で、僕なんかその先生から見たら洟垂れ小僧でしょう。
なぜ、電話で話しをしたかと言うと、夜半にその先生からメールが来て、意見を聞きたいので自宅に電話せよ、とのことです。
子どもたちを寝かせつけてから、ご自宅に電話を差し上げて30分ほど話し込みました。

僕は左翼的でへそ曲がりな言動をしますが、自分が所属する地域も国も医局も学会も大好きです。
日本小児外科学会を愛する気持ちは、開業する前と何も変っていません。
ですから、この学会が「ゴーイング・コンサーン」できるように、学会員のプライドを大事にして欲しいと思います。
それが学会の品格ってものです。

千葉大学の小児外科教室を愛する気持ちは誰にも負けません。
だから、教室が「ゴーイング・コンサーン」できるように、若い医師とか医学生の将来を真剣に考えて欲しいのです。
小児外科医とは「外科医」なのか、「小児医」なのかどちらでしょうか?

実は昨日電話で話しをした先生とはこういった「小児外科医」とは何かについて会話を交わしたのです。
日本の小児外科の世界で指導的な立場に立つ先生たちには、大局から物事を見て、一人一人の小児外科医が幸せになれる道を探って欲しいと思います。
それは必ず患者さんの幸せにつながります。

Mac Book Air2008年01月16日 20時59分50秒

今朝、アップルから新しいノートPCの発表がありました。
その名もMac Book Air。
http://www.apple.com/jp/
こ、これ、ちょっとカッコ良すぎません?
このPCには光学ドライブが付いていません。
なぜならば、アップルはこれからの時代に光学メディアは必要ないと考えているからです。
こういったね、まあ、独善的にも思えるジョブスの思想って、僕は立派だと思いますよ。
さて、この思想が受け入れられるかどうか、つまり時代が動くかどうか、楽しみに見守りましょう。
え? このPCを買うかって?
ちょ、ちょっと高いかな?

さむ!2008年01月17日 21時57分36秒

今日は本当に寒かった!
うちのスタッフは、朝、クリニックに来るとすべてのエアコンをオンにします。
で、10分後くらいに僕が到着するのですが、今朝はキンキンに冷えていました。
建物が鉄筋で出来ているためなのでしょうか? 本当に冷たいって感じです。
寒がりの僕とKY嬢は、身を縮めていました。

村上春樹を読んでみようか2008年01月18日 22時56分09秒

今日はちょっと大学病院のT先生と話していて、村上春樹の話になりました。
実は、、、僕は読んだことが無いんです。
高校時代の初期は、近代文学を読んで、後期は大江健三郎の世界にはまってしまい、大学に入ってからは、ノンフィクションの迫力の虜になりました。
その後、小説と言えば、花村萬月をけっこう読みましたが、基本はノンフィクション。
村上春樹とはすれ違ってしまったのです。
でもね、多いんですよ、村上春樹のファンが、僕の周りに。
確か、東大の橋都・前教授もファンだと言っていた記憶が。
村上春樹に対する評論は読んだことがあるんですが、、、うーん、ちょっとハードボイルド系に手を出してみようかな。

世界のマツナガ2008年01月19日 21時09分37秒

世界のナベアツではありません。
世界のマツナガです。
うちのクリニックもとうとう世界規模になって来ました。
昨日、お見えになった患者さんはなんと中東の国からの赤ちゃんです。
まったく日本語は通じませんので、会話はイギリス語です。
い、いや、正確に言うと、ボディ・ランゲージか、、、。

さて、明日は所用があって東京に出かけます。
家族と過ごさない日曜日はめったにありませんので、やはり淋しい。
でもせっかくだから、用事の後でお茶の水あたりまで足を伸ばそうかな。。。

有楽町で会いましょう2008年01月20日 20時14分08秒

今日はちょっと仕事で東京・有楽町まで行ってきました。
1時間ほど仕事の話をして、お昼の12時頃に終了しました。
ふと、前を見やると三省堂書店があります。
お茶の水の三省堂なら何100回、行ったか分かりません。
これはこのまま見過ごす手は無いでしょう。
しかし、もうお昼になっていてお腹が空いています。
有楽町のお昼12時なんて、空席のあるお店なんてあるんでしょうか。
ちょっと駅の周囲を歩いてみると、うんと小さいお寿司屋さんがあります。
はい、回転寿司です。
『うず潮』と言います。
中を覗くと一つだけ席が空いています。よし、入りましょう。
お店の中は本当に狭くて、お客さん同士がそれこそ、すし詰め。
回ってるお皿は端と端が重なり合っているし、何だか回るスピードも千葉より速い気が、、、。
もし、落としちゃったらどうしよう、、なーんて考えながらさっと手を出しました。
まずは、穴子から。
うん、煮詰めがうまい、身も美味しい。
次にイカ。これは家内が大好き。
お、プリンプリンで、弾ける食感。これも美味しい。
次は蒸しエビ。
く〜。ワサビがきく〜。でも美味しい。
お、板さんが新しいネタを流し始めました。ハマチです。
食べてみましょう。
お、これは甘くて濃いハマチです。美味しい、美味しい。
さて次はどうしましょう。
寿司屋の実力はトロで分かります。
よ〜し、「板さ〜ん、中トロ、お願いしま〜す」
来ましたね。
ネタがやや大きめで、良い色をしています。
うま!
これは美味しい。
さて、そろそろお腹が膨れてきました。
じゃあ、最後にもう一度、イカを頂きましょう。
うん、口の中が引き締まります。

さすが、有楽町の駅前。生き馬の目を抜くような所ですから美味しいのも当たり前でしょうか?
ちょっとぜいたくなランチでした。

水戸黄門を観る娘2008年01月21日 22時03分02秒

幼稚園年中組の娘のクラスは今度の発表会で、水戸黄門の劇を演じるそうです。
娘の役割はナレーター。
で、本人は水戸黄門とは何のことだか分からない。
なので、今日の夕方、家内に水戸黄門のテレビドラマを見せてくれるよう、ねだったそうです。
娘は登場人物の一人一人について質問攻め。
「越後屋はいつ出てくるのー?」とか、興味津々だったそうです。
そうですか、水戸黄門ですか。
まあ、楽しみな発表会ですね。

明日は取材2008年01月22日 23時27分20秒

明日は、ある雑誌の取材を受けます。
取材を受ける経験はこれが2度目。
正直言って、あまり得意なことではありません。

1度目は一昨年のテレビ『こたえてちょーだい』。
テレビカメラが回る前で取材に答える訳ですが、これが、インタビューする人の意にそって返事しようと気を回してしまうんです。
これが疲れる。
「こんな答えが欲しいのかな?」とか、
「こういう風に喋ったら映像的にボツかな?」とかね。
結局、非常に疲れました。
最終的にはとても良い番組を作れたんですけど。

なので明日はまあ、マイペースでやりましょう。
余所向の答えなんて、先方さんだって望んでいないですよね?