不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか (講談社現代新書) 鴻上 尚史 ― 2018年01月13日 22時29分48秒
大変面白い本でした。
9回出撃し、9回帰還した特攻隊の兵士を取り上げています。
ただ、本当に興味深く読むことができたのは、この特攻兵の話から離れて、大日本帝国の軍隊における特攻隊の意味を分析した後半です。
これを読むと、自ら志願して特攻兵になる人間など例外的なんだと分かります。
そういう意味では、9回出撃し、9回帰還した兵士は普通だったのかもしれませんね。
特攻を命ずる側の無責任さがとてもしっかりと分析されていました。
ダメなリーダーは精神論しか語らず、リアリズムがないとの指摘はまったくその通りだと思います。
そしてそういうリーダーに従ってしまい、集団行動をとる日本人の特性についても解説がありました。
空気と世間に従う国ですよね、わが祖国は。
良い本ですよ。オススメします。
9回出撃し、9回帰還した特攻隊の兵士を取り上げています。
ただ、本当に興味深く読むことができたのは、この特攻兵の話から離れて、大日本帝国の軍隊における特攻隊の意味を分析した後半です。
これを読むと、自ら志願して特攻兵になる人間など例外的なんだと分かります。
そういう意味では、9回出撃し、9回帰還した兵士は普通だったのかもしれませんね。
特攻を命ずる側の無責任さがとてもしっかりと分析されていました。
ダメなリーダーは精神論しか語らず、リアリズムがないとの指摘はまったくその通りだと思います。
そしてそういうリーダーに従ってしまい、集団行動をとる日本人の特性についても解説がありました。
空気と世間に従う国ですよね、わが祖国は。
良い本ですよ。オススメします。
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