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「ぴあ」最終号を買う2011年08月15日 21時15分28秒

ぴあ
ついに「ぴあ」も廃刊と決まり、最終号が発売されました。
予想通り、瞬く間に完売してしまい、入手するのに手を焼きました。

最後に「ぴあ」を買ったのは今から何年前でしょう?
20年前? それとも25年前?
まったく覚えていません。

ところで、みなさんは「ぴあ」って雑誌、ご存じですか?
映画・テレビ・コンサート・スポーツ・なんやら、かんやら、つまりすべての情報がこの一冊に入っていたのです。
インターネットと同じ。

久しぶりに見る「ぴあ」は往年のように細かい字がびっしり。
老眼鏡を使ってもよく読めません。
買った意味がないじゃん! って感じですよね。

ま、これだけネットが発達して、ゲームだの、ケータイだの、新しい娯楽がたくさん登場すれば、本を買って読む人は減っていきますよね。
それは当たり前のことでしょう。

でも、ケータイがあってネットがあって、、、そういう文化は本当に人間を幸福にしているんですかね?
ケータイのせいで、街から公衆電話が消えてしまい、ぼくは本当に困っています。
メールという手段は、イージーに自分の言葉を伝えるため、メールによって人間関係がおかしくなった人は地球上に掃いて捨てるほどいるであろうと推測します。
「掲示板」とか「ブログ」も同じかも知れない。

ネットにはデタラメな情報が氾濫して、3分の診察の間に「ネットで見たんですけど・・・」と5回くらい言われたこともある。
(ま、何でも聞いてくれて良いんですが)

ネット、ケータイにお金を費やして若者は貧乏になってしまいました。
電気無しではこういった娯楽は成り立たず、またこういった商品を売り込むために世の中にはあらゆる媒体を使った広告が溢れています。

広告が世の中を支配しているのかもしれない。
人間の欲求を掘り起こすような広告が、巨大ビジネスになり、産業が回って行く。
この世は、虚業で成り立っているのかな。

日本はこれからどんどん人口が減っていき、老人の比率ががんがん上がって行くのです。
これまでの消費天国みたいな産業構造・ライフスタイルを根本的に改めないと、人の心も国家の形も破綻してしまうような気がします。

もっと地に足の付いた産業を育成し、虚飾の生活をやめていかないと未来は暗いと思います。

あれ? 「ぴあ」の表紙を眺めていたら、ぜんぜん違う話になってしまいました。