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2022年の連合赤軍 50年後に語られた「それぞれの真実」(深笛義也)2022年12月18日 18時25分28秒

2022年の連合赤軍 50年後に語られた「それぞれの真実」
みなさんは連合赤軍事件を知っていますか?
今からは考えられないことですが、1970年頃までは、日本で革命が起きると信じ、命を懸けて闘争している人たちがいたのですね。
革命は幻となり、あさま山荘事件が終わってみると、仲間内の壮絶なリンチによる大量殺人が発覚しました。
なぜ、仲間が殺し合うのか? 世間はまるで理解できませんでした。

当時、左翼運動は、一般の人たちにもある程度のシンパシーを感じさせていたと思いますが、この事件で日本の左翼運動は事実上終わったのではないでしょうか?

本書は、その連合赤軍の生き残り、つまり服役を終えた人たちにインタビューするという超弩級のドキュメントです。
これはもう、おもしろいとか、おもしろくないとか超越しています。
ノンフィクションのある種、極北でしょう。読み応え十二分です。

版元は、清談社。申し訳ありませんが、知りませんでした。よくこういう企画を立てて、本として世に出したものです。
あっぱれですね。
売れ行きはどうなのか分かりませんが、ノンフィクションが好きな人には避けて通れない傑作です。

みなさんもどうでしょうか? おススメします。