アクセスカウンター
アクセスカウンター

本を売る、自転車を売る2011年09月07日 13時23分27秒

今日は13冊ほど本を売りました。
鎌取ジャスコの中の「未来屋書店」です。
毎回書いているように、値段は二束三文。
13冊で2330円でした。

「新しい本」とか「ベストセラー本」とか「賞をとった本」が、必ずしも高く売れる訳ではありません。
内容が大衆的でイージーなもの、つまり気軽に読める、文学とは遠い本が高く売れる印象です。

だけど、こういった本を売る場合、値段は相手の言い値ですから、言ってみれば東京電力の電気代と同じ。
買い取るほうはさぞや儲かるのでしょうね。

さて、あれだけ大騒ぎして購入したBD-1を悩みに悩んで売ることにしました。本当に悩んだ。
「折りたたみ」ということ事体は悪くない、でもタイヤが小さいというのは自転車の踏破性にとって致命的ではないかと思うに至りました。

先日はローマ2で、28Kmを走り、ゲキ坂も登りました。
でもあれはBD-1では無理。
折りたたみ自転車は「散歩」に使うのは良いのでしょう。
だけどBD-1はスポーツ指向ですので、コンセプトに自家撞着があるように思えます。

自転車買い取りのホームページに入力したところ、数社から買い取りの申し込みがありました。
その中の一つはなんと石巻市の会社。
「がんばれ東北」の思いも含めてその会社に買い取りをお願いしたところ、昨夜、石巻を起って、今朝、千葉まで来てくれました。

自転車を査定してもらいながら、その会社のお兄さんと津波の状況についていろいろと雑談。
がれきは90%以上片付いているそうですが、そのがれきは公園や学校に山積みになっているそうです。
そしてボランティアの人たちの力が本当に大きいそうです。

ぼくは、被災者の人たちは菅総理の政府の対応に不満を持っているのですか? と聞いたところ、食料の配給などを含めきちんとできており、特に不満には思っていないそうです。

さて、査定金額ですが、本を売ったのとは訳が違います。
本は購入した価格の10%くらいに下がってしまいますが、BD-1は、購入価格の60%くらいで買い取ってくれました。
ありがたい気持ちと、淋しい気持ちで複雑な思いに胸が塞がれました。

さて、うちの玄関には自転車を保管するスペースが生まれました。
どうしよう・・・。