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何を言っているか分からない2009年10月21日 19時58分02秒

今朝の朝日新聞の17面に、竹中平蔵さんの大型インタビュー記事が載っていました。
民主党が政権を取り、自分が小泉政権でやってきたことが批判されてよっぽど悔しいのか、うらみつらみを爆発させています。
よくもまあここまで言うなあと、まるで学者ではなく、政治家みたいな態度に正直驚きます。

彼が民主党を批判する総論の部分。
ミクロ経済には良い部分もあるが、マクロの調整機能が無いという指摘は、分からない訳ではありません。
しかし本当に無いかどうかはこれからです。
今の段階で断定して批判するのはちょっと早いでしょう。

ではどうすれば良いか?
竹中さんは、「歳出カット」「成長による増収」「増税」と言っています。
こんなことは僕でも言えます。
それに「増税」と言うなら、なぜ小泉政権で消費税を上げなかったのか?

問題は「成長による税収」でしょう。
その具体的な方法は、「規制緩和」と主張し、例として挙げているが、医療分野での「自由な選択の幅」を広げる事としています。
竹中さんによると、「100万円でも1000万円でも払って名医の治療を受けたい人はいる」そうです。
一体どこの誰が、何の病気の時に、1000万円払って、どこの名医に治してもらいたいと言うのでしょうか?
名医ってなんのことですか?
誰のこと?
もしかして、大学病院の教授先生とか、とくに竹中さんが所属する慶応大学の教授先生のこと?

ブラックジャックみたいな先生?
「神の手」みたいな先生?

こうも言っています。
「世界的名医と言われる人が風邪の治療もしている」
大学の教授を世界的名医と言っているならば、そんな事実はありません。
大学の教授なんか風邪の治し方を知りません。

こういう事実と完全に遊離した空想の話をして、だから規制緩和が必要だと言っても何の説得力もありません。
と言うかただの妄想を聞かされているだけ。

こんな人が経済財政担当相をしていたのですから、日本の貧困率が先進国の中でも悪いのは、ま、必然の結果でしょう。
私たち国民は、自らの民意で、恐ろしい政権を持ってしまいましたね。