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我が家のヒミツ (集英社文庫) 奥田 英朗2018年08月20日 16時18分05秒

我が家のヒミツ (集英社文庫) 奥田 英朗
来週夏休みを取るので、そのときにゆっくり読もうと思って購入しました。
しかし、読みたくて読みたくてがまんできず、読んでしまいました。
面白い。
本当に面白いです。
文章はある意味でパターン化されていますが、題材の見つけ方とか、人の心の機微の見つめ方とか、本当にこの人は天才だと思います。

ぼくは純文学と大衆文学に分けるというのは、性に合いませんので、あらゆる現代作家をまとめて評価すると、梁石日さん、花村萬月さん、西村賢太さん、奥田英朗さんは、最高の作家さんだと思います。
文学を書いている作家さんは、当たり前とはいえ、どの方も本当に文章がうまいですよね。
奥田さんの文章も、目がつり上がったようなシャープな文体を駆使するわけじゃないんですけれど、考え抜かれた表現だと思います。
ベースにあるのは、人を見る目なんでしょうね。観察眼かな。
人間が好きなんだと思いますよ。

面白い小説を読みたい人! どうぞこれを読んで下さい。

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