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ノーベル賞学者よ、おかしいぞ。2009年11月27日 21時29分35秒

事業仕分けで科学研究費が削減されることになり、ノーベル賞学者が抗議の記者会見を開き、官邸まで鳩山さんに注文をつけに行ったようです。

世論も、研究費を削ることにはけっこう批判的なようです。
しかし待ったと僕は言いたい。

科学研究が大事なのは当たり前。
そんなことは中学一年生の僕の娘にだって分ることです。

大事な事業だからこそ莫大な予算がつき、そしてこれまで研究費が配分されてきた訳です。
そして大事な予算、つまり国民の税金だからこそ、研究費は無駄なく大事に使われなくてはならないのです。

細かい話は書きませんが、研究費の無駄なんて掃いて捨てるほど、我が国にはあります。
「大学院大学構想」だってそもそも無駄を無くすために考案されたのではないですか??

利根川進先生は、ノーベル賞を受賞してアメリカで研究していた頃、「アメリカのサイエンスはセルフサフィシエント(自己充足的)」「日本のサイエンティストが全部いなくなったてアメリカだけでやっていける」と発言しています。
こうも言っています。
「彼らはサイエンティストを自称して、サイエンスをメシのタネにしているけど、サイエンスの側から見たら、いてもいなくても関係ない人たちなんですよ」

ノーベル賞学者たちは、政治的な振るまいをするならば、言葉に対して責任を持ち、科学研究費がなぜ大事なのか、一般の人たちにも分るように説明すべきです。
税金を使っているということに、もっと敏感になるべきです。