完成までもう少し『運命の子 トリソミー』 ― 2024年11月10日 17時53分51秒
『運命の子 トリソミー 完全版』(小学館文庫)の完成が近づいてきました。
この文庫本の特徴は4つあります。
1 小学館ノンフィクション大賞に応募するとき、削った原稿を復活させました。字数制限があったので。
削ったのは、「しあわせの家」で知的障害の子と生きる母親たちのインタビューです。
老老介護、あるいは老障介護の状態になっているのですね。
ここの部分は非常に重要なので、文庫化にあたってはぜひ復活させたいと思っていました。
2 単行本では朝陽君が2歳の誕生日を迎えた日で終わっています。
それから1年後のことを書き加えました。非常に重い1章です。
3 上智大学神学部教授の竹内修一(おさむ)先生に解説を書いていただきました。
おかげさまで本のクオリティーが格段に上がりました。
4 文庫本のためのあとがきを書きました。
最初にご両親にお会いしてから、約12年が経っていると思います。12年後のインタビューを載せました。
タイトルは、万感の思いを込めて、『完全版』とさせていただきました。
Amazonに書影が出たら、またご報告しますね。
発売は、12月6日です。
この文庫本の特徴は4つあります。
1 小学館ノンフィクション大賞に応募するとき、削った原稿を復活させました。字数制限があったので。
削ったのは、「しあわせの家」で知的障害の子と生きる母親たちのインタビューです。
老老介護、あるいは老障介護の状態になっているのですね。
ここの部分は非常に重要なので、文庫化にあたってはぜひ復活させたいと思っていました。
2 単行本では朝陽君が2歳の誕生日を迎えた日で終わっています。
それから1年後のことを書き加えました。非常に重い1章です。
3 上智大学神学部教授の竹内修一(おさむ)先生に解説を書いていただきました。
おかげさまで本のクオリティーが格段に上がりました。
4 文庫本のためのあとがきを書きました。
最初にご両親にお会いしてから、約12年が経っていると思います。12年後のインタビューを載せました。
タイトルは、万感の思いを込めて、『完全版』とさせていただきました。
Amazonに書影が出たら、またご報告しますね。
発売は、12月6日です。
里親と特別養子縁組-制度と暮らし、家族のかたち(林 浩康) ― 2024年11月02日 21時13分00秒
里親・特別養子縁組に関心があり、読んでみました。
本書は入門書という位置付けだと思います。しかしながら、学者さんが書いた本なので、学術的記載も多く、勉強になると同時に、課題に対する解決策が少し抽象的かなと思える部分もありました。
またその一方で、ルポとしての記載も多く、里親・里子の関係性などを現場から丁寧に描いていました。
日本では、家庭養護(里親・特別養子縁組)が、欧米と比べて一向に進みません。
その理由について解説がありましたが、ぼくは日本の戸籍制度も大きいのではないかと思っています。
戸籍というシステムは、日本・韓国・台湾くらいですからね。
ですが、残念ながら戸籍に関する記述はありませんでした。
今の時代に求められる良書だと思いますが、この本を読んで「自分も里親になってみよう」と考える人はそれほど多くない気もします。
ある意味で、シビアな現状が描かれているので、自分には荷が重いと思ってしまうのではないでしょうか。
ただ、多くの人に勧めたいので、読んでみてください。
本書は入門書という位置付けだと思います。しかしながら、学者さんが書いた本なので、学術的記載も多く、勉強になると同時に、課題に対する解決策が少し抽象的かなと思える部分もありました。
またその一方で、ルポとしての記載も多く、里親・里子の関係性などを現場から丁寧に描いていました。
日本では、家庭養護(里親・特別養子縁組)が、欧米と比べて一向に進みません。
その理由について解説がありましたが、ぼくは日本の戸籍制度も大きいのではないかと思っています。
戸籍というシステムは、日本・韓国・台湾くらいですからね。
ですが、残念ながら戸籍に関する記述はありませんでした。
今の時代に求められる良書だと思いますが、この本を読んで「自分も里親になってみよう」と考える人はそれほど多くない気もします。
ある意味で、シビアな現状が描かれているので、自分には荷が重いと思ってしまうのではないでしょうか。
ただ、多くの人に勧めたいので、読んでみてください。
ドジャース、世界一! ― 2024年10月31日 21時05分46秒
大谷翔平の長い長い1年が終わりました。
夢がかなって本当によかったと思います。
夢って、努力すれば必ずかなうものではありません。
運も必要だし、仲間も必要だし、巡り合わせも必要です。
大谷翔平の2024年は当初からイバラの道だったと思います。しかしそれを支えたのは奥さんとデコピンでしょう。
賭博事件に巻き込まれそうになり、精神的に大きなダメージだったと思います。
今年のドジャースは、本当に怪我人の多い1年でした。ベッツの離脱で大谷は先頭打者を任されましたが、これが大当たりでした。
盗塁が飛躍的に増え、40−40をあっさりと超えていくと、50−50まで行きました。
ここまでくると、野球選手というよりも、世界ナンバーワンのアスリートという感じではないでしょうか?
みなさんは大谷翔平のどこに惹かれますか?
ぼくは、彼のバッティングフォームです。
美しいですよね?
世界で一番美しいバッティング・フォームです。まるで芸術を見るようです。
打球速度が速いことも大きな魅力でしょう。
日本ではあまり関心を持たれていませんが、MLB では打球速度の速さがいいバッターの指標なのです。
ポストシーズンの最大の難関は、ディビジョンシリーズの、対パドレス戦だったと思います。本当にパドレスは強かった。
土壇場に追い込まれたときに、大谷翔平が「あと2勝すればいい。2勝はできる」と断言したメンタルの強さには驚きました。
ちなみに世界一のドジャースを完全に抑えたダルビッシュは世界一の投手だと思います。
ワールドシリーズを前にして、ドジャースには先発投手が3人しかいませんでした。
だけどブルペンが強かった。
ロバーツ監督は、捨てゲームを平気で作る強い心を持ち、7戦のうち4勝すればいいという合理的な考え方も持っていました。
最終戦の9回の裏に、先発投手のビューラーを起用するのは、なかなかの勝負師だったと言えるでしょう。
この1年を振り返ってみると、レギュラーシーズンは大谷翔平の存在なしては勝てなかったでしょう。
ポストシーズンは、エドマンとフリーマンが MVP を獲得しましたが、真の MVP はブルペンだったと思います。
こうれでようやく1年が終わりました。
いや、MLB は本当にすごいね。162試合をやって、その上、ポストシーズンに1か月をかけるのだから、まさに世界一決定戦という名称に相応しいでしょう。
これで当分、ドキドキハラハラしないでいいと思うと、ホッとします。
でも、早く見たいな2025年。
大谷翔平がサイ・ヤング賞を取る姿をぜひ見てみたい。
夢がかなって本当によかったと思います。
夢って、努力すれば必ずかなうものではありません。
運も必要だし、仲間も必要だし、巡り合わせも必要です。
大谷翔平の2024年は当初からイバラの道だったと思います。しかしそれを支えたのは奥さんとデコピンでしょう。
賭博事件に巻き込まれそうになり、精神的に大きなダメージだったと思います。
今年のドジャースは、本当に怪我人の多い1年でした。ベッツの離脱で大谷は先頭打者を任されましたが、これが大当たりでした。
盗塁が飛躍的に増え、40−40をあっさりと超えていくと、50−50まで行きました。
ここまでくると、野球選手というよりも、世界ナンバーワンのアスリートという感じではないでしょうか?
みなさんは大谷翔平のどこに惹かれますか?
ぼくは、彼のバッティングフォームです。
美しいですよね?
世界で一番美しいバッティング・フォームです。まるで芸術を見るようです。
打球速度が速いことも大きな魅力でしょう。
日本ではあまり関心を持たれていませんが、MLB では打球速度の速さがいいバッターの指標なのです。
ポストシーズンの最大の難関は、ディビジョンシリーズの、対パドレス戦だったと思います。本当にパドレスは強かった。
土壇場に追い込まれたときに、大谷翔平が「あと2勝すればいい。2勝はできる」と断言したメンタルの強さには驚きました。
ちなみに世界一のドジャースを完全に抑えたダルビッシュは世界一の投手だと思います。
ワールドシリーズを前にして、ドジャースには先発投手が3人しかいませんでした。
だけどブルペンが強かった。
ロバーツ監督は、捨てゲームを平気で作る強い心を持ち、7戦のうち4勝すればいいという合理的な考え方も持っていました。
最終戦の9回の裏に、先発投手のビューラーを起用するのは、なかなかの勝負師だったと言えるでしょう。
この1年を振り返ってみると、レギュラーシーズンは大谷翔平の存在なしては勝てなかったでしょう。
ポストシーズンは、エドマンとフリーマンが MVP を獲得しましたが、真の MVP はブルペンだったと思います。
こうれでようやく1年が終わりました。
いや、MLB は本当にすごいね。162試合をやって、その上、ポストシーズンに1か月をかけるのだから、まさに世界一決定戦という名称に相応しいでしょう。
これで当分、ドキドキハラハラしないでいいと思うと、ホッとします。
でも、早く見たいな2025年。
大谷翔平がサイ・ヤング賞を取る姿をぜひ見てみたい。
衆院選に思う ― 2024年10月28日 20時45分00秒
総選挙が終わりました。
自公が過半数割れを起こしましたが、この選挙をどう総括するかはかなり難しいと思います。
また、視点の持ち方もいろいろでしょう。
おおきく見ると、日本にはリベラルな国民は少ないと感じます。
保守的な人が圧倒的でしょう。
アメリカは分断国家と言われていますが、それは保守とリベラルで割れているからです。
ぼくの友人がアメリカへ行ったとき、公園で子連れの女性に出会ったそうです。その子があまりにも可愛かったので、
「男の子ですか? 女の子?」
と訊ねました。答えは、なんと
「それはこの子自身が将来決めることよ」
だったそうです。
リベラルとはそういうことです。日本人でそんなことを言う人います?
いたら、変人ですよね?
自民党は敗れたとはいえ、190議席あります。もちろん保守。
維新も国民民主も、保守です。
立憲は議席を増やしましたが、代表が野田さんだったからかもしれません。野田さんは、かなり保守ですよね。
ま、れいわ新撰組は健闘しましたが、共産党は負けました。
リベラルはこの国では勝てないのです。
2009年に民主党が政権をとったときも、リベラルの色は全くありませんでした。
鳩山さんも小沢さんも元自民党だし、菅さんも自社さ政権で自民党と一緒に仕事をしました。
日本ではリベラルはマイナーですから、そこにフォーカスを当てると、大勢の支持は得られません。
都知事選の蓮舫さんがそうですよね。
今後、立憲が政権を目指すのであれば、反自民党の保守政治を目指すしかないでしょう。
つまり、自民党が大企業をバックにした保守ならば、立憲は国民を味方につけた保守を掲げるべきでしょう。
しかし、共産党はキツイと思います。
立憲と手を切って全国に候補者を立てましたが、立憲はダメージを受けませんでした。
今後、共闘の機運は膨らまないと思います。
また、比例票も減らしています。
正念場に来ているように見えます。
国会が開かれれば、首班指名投票が待っています。
実は、野田さんにも総理大臣になれる可能性があるんですよね。
維新も国民もキャスティングボードを握ろうとするでしょうが、一歩道を誤ると、たちまち国民に見放されると思います。
それぞれの党が正念場かもしれません。
自民一強の悪夢はようやく終わります。
新しい世界を、ぼくは生きているうちにぜひ見てみたいと願います。
自公が過半数割れを起こしましたが、この選挙をどう総括するかはかなり難しいと思います。
また、視点の持ち方もいろいろでしょう。
おおきく見ると、日本にはリベラルな国民は少ないと感じます。
保守的な人が圧倒的でしょう。
アメリカは分断国家と言われていますが、それは保守とリベラルで割れているからです。
ぼくの友人がアメリカへ行ったとき、公園で子連れの女性に出会ったそうです。その子があまりにも可愛かったので、
「男の子ですか? 女の子?」
と訊ねました。答えは、なんと
「それはこの子自身が将来決めることよ」
だったそうです。
リベラルとはそういうことです。日本人でそんなことを言う人います?
いたら、変人ですよね?
自民党は敗れたとはいえ、190議席あります。もちろん保守。
維新も国民民主も、保守です。
立憲は議席を増やしましたが、代表が野田さんだったからかもしれません。野田さんは、かなり保守ですよね。
ま、れいわ新撰組は健闘しましたが、共産党は負けました。
リベラルはこの国では勝てないのです。
2009年に民主党が政権をとったときも、リベラルの色は全くありませんでした。
鳩山さんも小沢さんも元自民党だし、菅さんも自社さ政権で自民党と一緒に仕事をしました。
日本ではリベラルはマイナーですから、そこにフォーカスを当てると、大勢の支持は得られません。
都知事選の蓮舫さんがそうですよね。
今後、立憲が政権を目指すのであれば、反自民党の保守政治を目指すしかないでしょう。
つまり、自民党が大企業をバックにした保守ならば、立憲は国民を味方につけた保守を掲げるべきでしょう。
しかし、共産党はキツイと思います。
立憲と手を切って全国に候補者を立てましたが、立憲はダメージを受けませんでした。
今後、共闘の機運は膨らまないと思います。
また、比例票も減らしています。
正念場に来ているように見えます。
国会が開かれれば、首班指名投票が待っています。
実は、野田さんにも総理大臣になれる可能性があるんですよね。
維新も国民もキャスティングボードを握ろうとするでしょうが、一歩道を誤ると、たちまち国民に見放されると思います。
それぞれの党が正念場かもしれません。
自民一強の悪夢はようやく終わります。
新しい世界を、ぼくは生きているうちにぜひ見てみたいと願います。
ルポ 超高級老人ホーム(甚野博則) ― 2024年10月22日 21時29分24秒
現在、ベストセラー中の作品です。
高齢化が進んだ今、老後をどう過ごすか、多くの人が関心を持っているはずです。
老人ホームにもいろいろな形態・規模・設備などがありますが、この本では超高級な老人ホームにターゲットを絞っています。
なにしろ入居のための一時金が数億円ですから、いったいどんな人が利用できるのでしょうか?
ぼくはそんなにお金を持っていませんから、ムリ(笑)。
しかし知らない世界があると、それを知ってみたくなるのが人間の性。ぼくも興味を持って読みました。
よく取材しているし、良質なルポルタージュでした。
いい作品です。
本の内容とは関係ありませんが、この本の帯とか、Amazonの宣伝文とかは、あまりにも本の内容や言いたいことと無関係だと思います。
こうした惹句につられて本を買った人は、がっかりするのでは?
出版社にはもっと考えてほしいです。
また、帯の文などは、著者も目を通しているはずです。
どう思ったのかな?
ぼくは老後をどう過ごそうかな?
子どもには迷惑をかけたくなし、ちょっと迷いますね。
高齢化が進んだ今、老後をどう過ごすか、多くの人が関心を持っているはずです。
老人ホームにもいろいろな形態・規模・設備などがありますが、この本では超高級な老人ホームにターゲットを絞っています。
なにしろ入居のための一時金が数億円ですから、いったいどんな人が利用できるのでしょうか?
ぼくはそんなにお金を持っていませんから、ムリ(笑)。
しかし知らない世界があると、それを知ってみたくなるのが人間の性。ぼくも興味を持って読みました。
よく取材しているし、良質なルポルタージュでした。
いい作品です。
本の内容とは関係ありませんが、この本の帯とか、Amazonの宣伝文とかは、あまりにも本の内容や言いたいことと無関係だと思います。
こうした惹句につられて本を買った人は、がっかりするのでは?
出版社にはもっと考えてほしいです。
また、帯の文などは、著者も目を通しているはずです。
どう思ったのかな?
ぼくは老後をどう過ごそうかな?
子どもには迷惑をかけたくなし、ちょっと迷いますね。
腰を据えて ― 2024年10月20日 19時34分28秒
今後の本の出版予定は次のとおりです。
2024年12月6日:『運命の子 トリソミー 完全版』(小学館文庫)
2025年1月:『看護師の正体』(中公新書ラクレ)
それでそのあとのことを考えています。
もう若くないし、本もすでに20冊書いたので、今度はじっくり時間をかけて本を作りたいという思いがあります。
たくさん読書をして、インプットを増やし、それらを整理して読者に伝えたいなと。
ぼくが最も得意な分野は、やっぱり医学だし、その中でも「がん」だと思うのです。
ぼくの1冊目の本は、実は出版に至っていません。
仮題は『小児固形がんを解き明かす』というもので、小児がんを分子生物学で説明した原稿でした。
今から17年前です。
当時は、どこの出版社にどう相談したらいいか分からず、結局、いくつかの出版社にあたりましたが、お蔵入りになりました。
今だったら、講談社ブルーバックスなどが相応しいのかなと思います。
そういう経緯もあり、「がん」にはいい意味でのこだわりがあります。
最新のがん医療もちゃんとフォローしているし、教科書も読んでいるし。
先人はどんなふうに書いているのかなと思って、仲野徹先生の『こわいもの知らずの病理学講義』を再読してみました。
なるほど、なるほど。うなずくことが多数です。
先生は、あとがきでこの本を書くのに5年かかったと述べています。
ぼくも腰を据えて、ちょっと時間をかけて、構想を練ろうと思います。
いつか陽の目を見ればいいな。
2024年12月6日:『運命の子 トリソミー 完全版』(小学館文庫)
2025年1月:『看護師の正体』(中公新書ラクレ)
それでそのあとのことを考えています。
もう若くないし、本もすでに20冊書いたので、今度はじっくり時間をかけて本を作りたいという思いがあります。
たくさん読書をして、インプットを増やし、それらを整理して読者に伝えたいなと。
ぼくが最も得意な分野は、やっぱり医学だし、その中でも「がん」だと思うのです。
ぼくの1冊目の本は、実は出版に至っていません。
仮題は『小児固形がんを解き明かす』というもので、小児がんを分子生物学で説明した原稿でした。
今から17年前です。
当時は、どこの出版社にどう相談したらいいか分からず、結局、いくつかの出版社にあたりましたが、お蔵入りになりました。
今だったら、講談社ブルーバックスなどが相応しいのかなと思います。
そういう経緯もあり、「がん」にはいい意味でのこだわりがあります。
最新のがん医療もちゃんとフォローしているし、教科書も読んでいるし。
先人はどんなふうに書いているのかなと思って、仲野徹先生の『こわいもの知らずの病理学講義』を再読してみました。
なるほど、なるほど。うなずくことが多数です。
先生は、あとがきでこの本を書くのに5年かかったと述べています。
ぼくも腰を据えて、ちょっと時間をかけて、構想を練ろうと思います。
いつか陽の目を見ればいいな。
勢い、衰えず。『開業医の正体』! ― 2024年10月17日 20時05分13秒
街録チャンネル ― 2024年10月16日 15時39分19秒
こういう YouTube チャンネルの存在を知ったのは、半年くらい前のことでした。
ジャーナリストの横田増生さんが登場して、100万回再生されたというので見てみたのです。
そのとき感じたのは、内容はめちゃめちゃおもしろかったけど、もっとスタジオとかで丁寧に撮影すればいいのに、ということでした。
ですがこれは大きな誤解だったようです。
街録とは、街頭録音の略。つまり屋外で「あ、ちょっといいですか?」と話しかけて録音するのが、この番組のスタイルなんです。
チャンネル登録者は150万人を超え、人気のコンテンツになっています。
「あなたの人生を教えてください」がサブタイトルで、有名人や市井の無名な人までが登場します。
どんな人にも人生のドラマがある・・・これはぼくがいつも言っていることなので、この番組は人物ノンフィクションとしてとてもおもしろいできになっています。
インタビューの腕がいいんでしょう。
見たい(正確には聞きたい)番組がたくさんあるんですが、時間は無制限ではありませんので、全部はとても見切れません。
ラジオのように使うのがいいかもしれません。
細かい経緯は省略しますが、ぼくもこの番組でインタビューを受けることになりました。
ただし、野外のインタビューですから、冬の間はちょっと無理。
ぼくは寒さに弱いので。持病のこともあるし。
そこで、お願いをして2025年の春に取材を受けることにしました。
半年、先ですが、公開が決まったら、みなさんに告知しますね。
ジャーナリストの横田増生さんが登場して、100万回再生されたというので見てみたのです。
そのとき感じたのは、内容はめちゃめちゃおもしろかったけど、もっとスタジオとかで丁寧に撮影すればいいのに、ということでした。
ですがこれは大きな誤解だったようです。
街録とは、街頭録音の略。つまり屋外で「あ、ちょっといいですか?」と話しかけて録音するのが、この番組のスタイルなんです。
チャンネル登録者は150万人を超え、人気のコンテンツになっています。
「あなたの人生を教えてください」がサブタイトルで、有名人や市井の無名な人までが登場します。
どんな人にも人生のドラマがある・・・これはぼくがいつも言っていることなので、この番組は人物ノンフィクションとしてとてもおもしろいできになっています。
インタビューの腕がいいんでしょう。
見たい(正確には聞きたい)番組がたくさんあるんですが、時間は無制限ではありませんので、全部はとても見切れません。
ラジオのように使うのがいいかもしれません。
細かい経緯は省略しますが、ぼくもこの番組でインタビューを受けることになりました。
ただし、野外のインタビューですから、冬の間はちょっと無理。
ぼくは寒さに弱いので。持病のこともあるし。
そこで、お願いをして2025年の春に取材を受けることにしました。
半年、先ですが、公開が決まったら、みなさんに告知しますね。
ビジネスYouTubeチャンネル、PIVOT に登場 ― 2024年10月10日 13時00分47秒
ビジネスYouTubeチャンネル、PIVOT (登録者228万人)からインタビューを受けました。
『開業医の正体』(中公ラクレ)をめぐってです。
けっこうおもしろいので、よかったら見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=jaXagfg94P4
『開業医の正体』(中公ラクレ)をめぐってです。
けっこうおもしろいので、よかったら見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=jaXagfg94P4
データ・ボール:アナリストは野球をどう変えたのか(広尾 晃) ― 2024年10月09日 21時52分12秒
大変興味深く読みました。
野球はデータと親和性が高いという冒頭の指摘はその通りだと思います。
メジャーリーグはデータ化がどんどん進み、日本は旧態依然です。
大谷翔平がメジャー1年目のオープン戦でまったく結果を出せなかったのに、二刀流としてメジャーで使ってもらえたのは、打率とか防御率といった古い指標に球団がとらわれなかったからです。
たとえば、打球速度。
日本の医学界も「科学的根拠に基づく医療」をやるまで、何十年もかかりました。
だから、日本のプロ野球界も時間がかかるでしょう。しかし、この本を読んでいると、非常に悲観的になります。
日本の若い選手はそういうことに気づいていて、どんどんメジャーに出て行こうと思っているのでしょう。
そういう意味では、暗い本というか、希望のない本でした。
つまらないという意味ではありませんよ。
第一部に関しては、図とか写真とか、もっと効率的に使ってほしかったかな。
ちょっと具体像が見えなくて、イメージできない部分が多々ありました。
単にぼくに知識がないだけかもしれませんけど。
野球はデータと親和性が高いという冒頭の指摘はその通りだと思います。
メジャーリーグはデータ化がどんどん進み、日本は旧態依然です。
大谷翔平がメジャー1年目のオープン戦でまったく結果を出せなかったのに、二刀流としてメジャーで使ってもらえたのは、打率とか防御率といった古い指標に球団がとらわれなかったからです。
たとえば、打球速度。
日本の医学界も「科学的根拠に基づく医療」をやるまで、何十年もかかりました。
だから、日本のプロ野球界も時間がかかるでしょう。しかし、この本を読んでいると、非常に悲観的になります。
日本の若い選手はそういうことに気づいていて、どんどんメジャーに出て行こうと思っているのでしょう。
そういう意味では、暗い本というか、希望のない本でした。
つまらないという意味ではありませんよ。
第一部に関しては、図とか写真とか、もっと効率的に使ってほしかったかな。
ちょっと具体像が見えなくて、イメージできない部分が多々ありました。
単にぼくに知識がないだけかもしれませんけど。
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