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児童養護施設 施設長 殺害事件-児童福祉制度の狭間に落ちた「子ども」たちの悲鳴(大藪 謙介, 間野 まりえ)2024年02月14日 21時00分54秒

児童養護施設 施設長 殺害事件-児童福祉制度の狭間に落ちた「子ども」たちの悲鳴(大藪 謙介, 間野 まりえ)
とても大事なことがいっぱい詰まった本でした。
メインタイトルよりも、サブタイトルの方が、本の内容を正確に表現しているかもしれません。

児童養護施設で育つ子たちには18歳の壁があり、そこから先のアフターケアが、行政の制度としてはないわけです。
現在の日本では大学進学率が50%を超えますから、18歳で経済的に自立するのは相当難しいものがあります。

こうした部分を民間の法人が支えているというのは、ちょっと変だと思います。
そしてその法人に寄付をする国民という構図。

政治って何のためにあるんでしょうか?
増税をしてまで、防衛費を倍増することも政治の役割かもしれませんが、日本国民の中の最も弱い部分を支えるのも政治ではないでしょうか?

こうした本を読むと、自分に何ができるか深く考えざるを得ません。
みなさんも読んでみてください。