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花田春兆―いくつになったら歩けるの (人間の記録)2014年08月24日 14時16分57秒

花田春兆―いくつになったら歩けるの (人間の記録)
良い作品でした。
とにかく文章が良い。当たり前ですね。高名な俳人なんですから。

CP者として生きていくことの、面倒さ・大変さは書かれてはいますが、それがこの本のテーマではありません。
花田さんから「CP」を差し引いてもこの自伝は面白いと思います。

だけどやはり、「いくつになったら歩けるの」に行き当たってしまうんですよね。
親に言われ、同級生に言われ、そして自分の子どもに言われる。

しかしくり返しますが、「歩けない」ことを恨んでる本ではない。
自分の人生の歩みを、自分の子どもを含めて世界中の人に知って欲しいという作品です。

花田さんは大正14年(1925年)生まれ。
現在、89歳。まだまだお元気です。
先日のNHK Eテレでもその姿を拝見することができました。
今日も俳句を作っているのでしょう。