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たった一人の人間が世界を動かす2014年08月09日 19時54分35秒

タイトルは、ぼくの恩師の言葉です。
大きな世界、小さな世界、、、その判断は人によって様々でしょう。
しかしたとえば、スティーブ・ジョブスが世界を変えたと言えば、皆さん納得するのではないでしょうか?

今日の障害者運動・権利・問題の原点は「青い芝の会・神奈川県連合会」にあることは誰にも否定できないでしょう。
そしてこの組織を生み出したのは、大仏空(おさらぎ あきら)師です。
彼は茨城県・上志筑・閑居山・願成寺にマハラバ村を創りました。
マハラバとは「大いなる叫び」という意味の梵語。
CP者を解放するためのコロニーです。
1964年のことでした。

現在の感覚からすれば、そういったコロニー作りは突拍子もないことではないと、皆さんは感じるかもしれません。
しかし1964年の日本では、CP者は「座敷牢」に(誇張ではなく)閉じ込められていたのです。
大仏さんはCP者の名簿を頼りに、CP者のいる家を一軒ずつ回り、CP者をマハラバ村に誘ったのでした。
中には「そんな子どもはいない!」と怒声をあげる父親もいたと言います。
しかしそんな父親の後から母親がおずおずと出てきて「脳性マヒの子がいる」と打ち明けたりしたそうです。

マハラバ村の歴史をここで書くと終わりがありませんので、それはやめておきましょう。

今日は東京に行って、大仏空師の娘さん(ぼくと似た世代)の講演をじっくりと聴いてきました。
その内容はというと・・・・それもここで書くときりがありません。
ただぼくが思ったことは、大仏師とスティーブ・ジョブスは同じカテゴリーなんだなということです。
たった一人が世界を動かす。素晴らしいですね。