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世紀の大発見! か?2008年10月21日 20時09分45秒

先日の朝日新聞に「神経芽腫の原因遺伝子が解明された」との記事が載りました。
早速、その元になった論文を調べてみると、Nature電子版に4つの論文が同時に掲載されていることが分かりました。

アメリカのマリスとルックの2つのグループ、フランスのグループ、日本からは東大のグループです。
東大グループのうちの一人は滝田順子先生。
昔からの知りあいです。
千葉県がんセンターの中川原先生も共同研究者に名前を連ねています。

さて、これは本当に神経芽腫の原因が明らかになったという世紀の大発見なのでしょうか?
にわかには判断できません。
細かいことは書きませんが、最終的にこの知見が神経芽腫の治療に結びつけば、これは大発見だったと言えると思います。
つまりALK阻害剤が神経芽腫に効けばです。

でも僕の直感からすると、その可能性は少ないと思います。
神経芽腫はそんな簡単な病気ではありません。
神経芽腫の歴史を書き換えるのか、それとも歴史の1ページにとどまるのか、それを知るにはあと10年は必要でしょう。

ぜひ、僕の勘がはずれることを望みましょう。

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