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立憲民主党はだらしないか?2023年08月08日 21時00分31秒

評論家とかコメンテイターとかオピニオンリーダーとかは政府自民党を批判するとき、返す刀で「でも、野党もだらしない」と必ずセットで批判します。
この場合の野党とは、立憲民主党のことでしょう。
与党も野党も批判すれば一見公平に見えますが、権力を持たない野党を批判しても世の中はちっとも変わりません。
野党批判をすればするほど、それは「現状維持」ということですから、結局自民党を応援していることと何ら変わりありません。

確かに立憲民主党の支持率は5%くらいしかありません。
一方で、維新の会はそれを上回り、次の総選挙では野党第一党をうかがう勢いです。
維新の会は、不祥事が大変多く、議員の質がよくありません。
急場凌ぎで候補者を集めているからでしょう。
その維新の会は、次の選挙で自公政権が過半数割れした場合、連立も考えるそうです。
自分たちのことを「第二自民党」と言っているのですから、当然の結論でしょう。

なぜ、立憲民主党が不人気で、維新の会が人気なんでしょうか?
それは維新の会が、「第二自民党」だからだと思います。
要するに日本人は自民党が大好きなんです。

アメリカは分断国家と言われます。
ものすごくリベラルな人たちがいるかと思えば、トランプさんを強く支持する超保守的な人たちもいます。
ま、半分ずつという感じでしょう。
では日本はどうでしょうか?

日本人は「国家」とか「家族」とか「血筋」とか「伝統」とか「しきたり」が大好きで、従来の価値観を変換することを非常に嫌います。
つまり、国民のほとんどが保守的なんですね。
「人権」とか「多様性」とか「個人」とかを大事にするリベラルな人たちは、超マイナーです。
だから、立憲民主党は支持率が5%しかないわけです。
これは立憲がだらしないわけではなく、国民性を反映しているだけのことです。

維新は自民党の補完勢力ですから、自民党が不祥事や政策ミスで支持率を落とせば、その分を維新が取っていくわけです。

日本人の大多数の人は、なぜ「人権」が大事なのか理解できていないと思います。
地方に行けばこの傾向はますます強いでしょう。
では、東京はといえば、都民なんてほとんど地方からのおのぼりさんですから、東京都が人権意識が高いということはありません。
つまり日本人はみんな悪い意味で「田舎」の人なんだと思います。
ジャニーズの問題を見ても、ウィシュマさんの問題を見ても、よくわかるでしょう。