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韓国文学の中心にあるもの(斎藤 真理子)2024年07月10日 21時45分28秒

韓国文学の中心にあるもの(斎藤 真理子)
韓国文学について論じた本です。
大変勉強になりました。

韓国というと、K-POPが大人気とか、受験戦争が激しいとか、出生率が低いとか、そういうことが話題になります。
しかし韓国文学の中心になるものは何でしょうか?
それは南北分断と朝鮮戦争による自国民同士の流血です。
こういうことを私たちはつい、意識の下に沈めてしまいます。

でも、もし日本が分割統治されていたらどうでしょうか?
北と南に分かれて、北は「日本民主主義人民共和国」、南は「大和民国」だったとしたら?
そして南北で家族が離散し、北と南で戦争になったら?
戦争は未だ終結せず、停戦状態のままだったら?

おそらく日本の文学が描く世界は全然違ったものになっていたでしょう。
文学は歴史と切り離せないし、歴史から文学が生まれるとも言えます。
筆者の斉藤真理子さんに、とても深い世界を教えていただきました。
もう少し読んでみようかな、韓国文学。

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