アクセスカウンター
アクセスカウンター

映画『学校』2024年01月16日 22時58分40秒

映画『学校』
前からずっと観たいと思っていました。
明日は休診日でちょっと時間に余裕があったので、Amazonで視聴しました。

この映画には山田洋次監督のヒューマニズムの素晴らしさが、とてもシンプルな形でよく表現されていました。
テーマは学校。
この世の中には、学びたくても学べない人がいること、そして学びたいと思えば、学ぶ場があることを描いています。

ぼく自身は経済的に恵まれた環境で育ったのではなく、親戚の人たちもみんな学歴がありませんでしたので、身近に会社勤めの人はいませんでした。
ですから、子どもの頃から、この世の中にはいろいろな職業があり、人から羨ましいと思われない仕事だって存在し、それでも人は働いて生きていかなくてはいけないということをよく分かっていました。

教育がいかに大切なのかは両親に学んだと言えます。
うちの両親は大変苦労して育ち(特に父親)、そのため中学を卒業して10代の頃から働いていました。
うちの父親がぼくに残したものは、教育です。
いえ、私立の中高一貫校へ行かせてくれたとか、進学塾に行かせてくれたとか、そういうことは一切ありませんでしたが、学ぶことの大切さは教えてもらったと思います。

教師ってなんでしょうか。生徒に教えること。それはすなわち自分が学ぶことです。
そしてこの映画のように、夜間中学で教えるということは、「働き口」としての教師ではなく、社会に役立つ、社会に貢献する仕事をしている教師だということです。

ぼくは人生後半戦に入って、何か社会に役立ちたいと最近強く感じるようになりました。
今のクリニックは完全に軌道に乗っていますので、誰かに譲っても患者家族は困らないと思います。
すると、少し違った仕事、儲けはほとんどなくていいから、人の役に立てる仕事を見つけたいという気持ちがあります。

自分に何ができるのか、少し真剣に考えたいと思っています。
大変いい映画でした。おススメします。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック