「囚人狂時代」 (新潮文庫) 見沢 知廉 ― 2010年11月23日 08時52分11秒
これは面白かった。
新右翼の政治犯が殺人事件を起こして、千葉刑務所に12年間入ります。
その獄中記です。
何が良いって、文章がうまい。
この方は獄中で小説を書いて(天皇ごっこ)、新日本文学賞を受賞したらしいくらいですから、相当に文章がうまい。
この本も作家としての着眼点・表現力・筆力が十分に発揮されていました。
獄中記というと、どうしてものぞき見趣味・キワモノ扱いをされがちですが、これはきちんと人間を描いています。
殺人者が、殺人を犯す直前に「神のサイン」を聞くところなどが特にそう。
殺人でなくても、私たちの人生って、そういう運命の歯車がぐるっと回った瞬間に流れができるのだと思います。
もちろん犯罪の「有名人」がたくさん登場しますから、そういった人間の分析も面白い。
山本譲司さんの「獄窓記」にも書いてありましたが、明らかに精神病の人間を刑務所に置いているのは、どういう意味があるのかと思ってしまう。
つまり気のふれた人に罰を与えることの意味ですよね?
ま、硬い分析はともかくとして、娯楽品として一級の面白さでした。
そして残念ながらこれも絶版!
新右翼の政治犯が殺人事件を起こして、千葉刑務所に12年間入ります。
その獄中記です。
何が良いって、文章がうまい。
この方は獄中で小説を書いて(天皇ごっこ)、新日本文学賞を受賞したらしいくらいですから、相当に文章がうまい。
この本も作家としての着眼点・表現力・筆力が十分に発揮されていました。
獄中記というと、どうしてものぞき見趣味・キワモノ扱いをされがちですが、これはきちんと人間を描いています。
殺人者が、殺人を犯す直前に「神のサイン」を聞くところなどが特にそう。
殺人でなくても、私たちの人生って、そういう運命の歯車がぐるっと回った瞬間に流れができるのだと思います。
もちろん犯罪の「有名人」がたくさん登場しますから、そういった人間の分析も面白い。
山本譲司さんの「獄窓記」にも書いてありましたが、明らかに精神病の人間を刑務所に置いているのは、どういう意味があるのかと思ってしまう。
つまり気のふれた人に罰を与えることの意味ですよね?
ま、硬い分析はともかくとして、娯楽品として一級の面白さでした。
そして残念ながらこれも絶版!
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