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遺伝子は2個、ではない2006年11月24日 19時38分51秒

今朝の新聞を見ていたら、びっくりするようなニュースが。
僕たちの体を構成するすべての細胞の中には、46本の染色体が入っています。父親から23本、母親から23本もらう訳です。
そうするとすべての遺伝子も2個ずつペアーで持っていることになります。遺伝子の数は約25,000個とされています。25,000個の遺伝子を2つずつ持っている訳ですね。これが定説でした。
ところが、なんと、このうち、2909個の遺伝子でその数が1個だったり、3個だったりするそうです。すべての遺伝情報(これをゲノムと言います)のうち、12%の領域でこのような「数の個人差が」が見られることになります。
発見したのは東大の油谷(あぶらたに)先生です。僕もよく知っている先生です。
何故なんでしょう?何故、多かったり少なかったりするんでしょう?
これは偶然なんでしょうか?それとも意味のある現象なんでしょうか?ヒトの全ゲノムが解析されても分からないことが次から次へと出てきます。
この現象は、病気のかかりやすさなどの個人の体質と関係すると言いますが、それはこの現象をどう役立てるかの話しに過ぎません。そんなことよりも、「物質である生命」がどのように形作られているかに僕は強烈に興味をそそられます。

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