老化は治療できるか(河合 香織) ― 2023年12月09日 15時08分47秒
![老化は治療できるか 老化は治療できるか](https://wallaby-clinic.asablo.jp/blog/img/2023/12/09/6a350c.jpg)
驚異的な河合さんの新作です。
何んとテーマは、不老不死。びっくりしました。
これまでに多くの作家が書いてきたテーマですので、類書はたくさんありますが、この本は、これまでの本とはまったく異なります。
ベーシック・サイエンスの最先端の話なんですね。
老化現象にフォーカスを当てて、さまざまなトップサイエンティストに話を聞いていきます。
取材というのは、まず「深さ」が大事。
本書では、サイエンスについて非常に深く掘り下げていきます。
文系(だと思います)の河合さんがここまでサイエンスの話を理解しながら筆を運ぶのは、ちょっと信じられない気持ちです。
ぼくの知らないことも多数出てきて、おまけに精密に表現されていて、まさに圧巻という感じでした。
そして「取材」には広さも必要です。こっちの方がむずかしいかも。
つまり誰に話を聞くのがいいのか、ということが問われるわけです。
誰にどういう話を聞くかで本の完成度が決まります。本書はそれに成功していると思います。
最終章の「そもそも長寿は幸せか?」という問いかけは、非常に深い話になっていました。
ぼくは、本を書き始めたときから夢を持っています。
サイエンスの話を書きたいという夢です。いつかブルーバックスに書ければ、もう死んでもいいと思っています。
思っていますが、そう簡単には書けない。
そんなサイエンスに憧れる書き手であるぼくにとって、この本はちょっと脅威的でした。
読み手にはそれなりに気合を求める作品です。イージーな本ではありません。
それを十分知った上で、ぜひ、みなさんにオススメします。
何んとテーマは、不老不死。びっくりしました。
これまでに多くの作家が書いてきたテーマですので、類書はたくさんありますが、この本は、これまでの本とはまったく異なります。
ベーシック・サイエンスの最先端の話なんですね。
老化現象にフォーカスを当てて、さまざまなトップサイエンティストに話を聞いていきます。
取材というのは、まず「深さ」が大事。
本書では、サイエンスについて非常に深く掘り下げていきます。
文系(だと思います)の河合さんがここまでサイエンスの話を理解しながら筆を運ぶのは、ちょっと信じられない気持ちです。
ぼくの知らないことも多数出てきて、おまけに精密に表現されていて、まさに圧巻という感じでした。
そして「取材」には広さも必要です。こっちの方がむずかしいかも。
つまり誰に話を聞くのがいいのか、ということが問われるわけです。
誰にどういう話を聞くかで本の完成度が決まります。本書はそれに成功していると思います。
最終章の「そもそも長寿は幸せか?」という問いかけは、非常に深い話になっていました。
ぼくは、本を書き始めたときから夢を持っています。
サイエンスの話を書きたいという夢です。いつかブルーバックスに書ければ、もう死んでもいいと思っています。
思っていますが、そう簡単には書けない。
そんなサイエンスに憧れる書き手であるぼくにとって、この本はちょっと脅威的でした。
読み手にはそれなりに気合を求める作品です。イージーな本ではありません。
それを十分知った上で、ぜひ、みなさんにオススメします。
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