ちゃんちゃらおかしい、プライベート・ライアン2008年02月17日 17時23分06秒

ちょっと映画づいてしまって今日はDVDを観ました。
スピルバーグ監督の『プライベート・ライアン』です。
1998年にアカデミー賞を5部門も受賞した名画ですよね。
どれどれ、、、
まず何と言ってもその戦闘シーンのリアルさ。
かつて流行したホラー映画ではないですか?
内臓は飛び出る、手足はちぎれる、頭は吹っ飛ぶ。
戦争の悲惨さを訴えているつもりでしょうか?
そして、ライアン二等兵を探すと言う不条理なミッション。
まあ、しかし、結局のところ、この映画は、良い意味でも悪い意味でもアメリカに昔からある『戦争映画』にすぎません。
なぜ、戦争が起こるのか?
戦争を起こす側はどれだけ儲かるのか?
戦争を起こされる側は、どれだけ不条理な立場に追いやられるか?
などなどは、まったく描かれていません。
だから、体制側は安心してアカデミー賞を5部門も与えたのでしょう。
でもさすがに恥ずかしかったのか、『作品賞』は与えませんでしたね。

スピルバーグ監督は中国の政治姿勢に抗議して北京オリンピックの開会式のプロデュースを辞退したそうですが、では、あなたの母国のアメリカは、イラクで一体何をやっているのですか?
ついこの間のベトナム戦争では何をしたのか?
そういった事には一切口を閉ざして、人の国には、文句をつけるんですね。
オリバー・ストーン監督はちゃんとアメリカの暗部を告発する映画を作って、なおかつ興行として成功していますよ。
プライベート・ライアンで『戦争』を描いたと言いたいのなら、ちゃんちゃらおかしい。
スピルバーグは、インディ・ジョーンズを作っていれば良いんです。