出版という仕事 (三島邦弘)2025年09月08日 13時51分28秒

出版という仕事 (三島邦弘)
ミシマ社の三島さんの作品です。
ミシマ社は通常の出版社とは流通の形態がちょっと違うのですが、それでもこの業界の仕組みとか流れが分かって興味深かったです。
ちくまプリマー新書なんだから、もう少しシンプルに、あるいは具体的で分かりやすく表現してもよかった部分もありました。
この業界に興味のある人は、ぜひ、どうぞ。

双極性障害[第2版] (加藤忠史)2025年09月09日 22時57分03秒

双極性障害[第2版] (加藤忠史)
野村進さんの傑作ルポルタージュに『救急精神病棟』という本があります。
千葉県精神科医療センターが舞台です。
ぼくが医学部6年生のときに、この病院へ実習に行った経験があります。
そのとき、ナースステーションみたいなスペースで、中年の女性がぼくらに向かって大声で盛んに声をかけてきました。
教官の先生が、「あれは何の病気か分かる?」と聞いてきました。
当然、学生には分かりません。
「あれは躁病だよ」と教えてくれました。
どういうわけか、あの光景が今でも忘れられません。

躁病という病名は今はありません。
双極性障害 I 型になりました。
これに対して、「軽躁」と「うつ」をくりかえすのが II 型です。
「軽躁」「躁」の違いは、後者が入院が必要なほど躁状態がひどくなっていることを指します。

本書を読んで、「うつ病」と「双極性障害 II 型」の違いもよく分かりました。
うつ病は、1年くらいで「抜けられる」ことが多いようですが、「双極性障害 II 型」は、ある意味、慢性疾患のようです。
と同時に、社会復帰した方もたくさんいます。
ぼくが解離性脳動脈瘤を抱え、何剤も薬を飲みながら働いているのと同じです。

ぼくは医学部に入るとき、精神科医を目指しましたが、その夢は捨ててしまいました。
しかしこの本を読んでみると、精神科医とはやりがいのある仕事、あるいはまだまだ克服すべき課題のある領域の学問と知りました。
大変勉強になりました。

「先生、休んでくださいね」2025年09月10日 19時08分38秒

全国100万人のファンのみなさん。
最近ちょっとブログの更新が少なくなっています。
ご心配かけてすみません。
え? 誰も心配していない? それは失礼しました。

現在ぼくは3冊本を書いています。
3冊とも、ほぼ完成に近いのですが、まだタイトルも決まっていないため、詳細は書くことができません。
細かいことが固まったらご報告しますね。

連日のように原稿を書いているのですが、歳をとったせいか、診療が終わって帰宅するとなかなか原稿が書けません。
要は疲れています。
もしや慢性的な寝不足かと思い、ソファにごろりとしますが、全然眠ったりしません。
老化に加えて慢性疲労なんでしょうか。

先日、クリニックでかかりつけの子のお母さんから「先生、休んでくださいね。診療と執筆といったいいつ休んでいるんですか?」と労わってもらいました。
ぼくは「開業医は時間がありますので、執筆は大丈夫です。この間のお盆休みもずっと書いていました」と答えたところ、「そこを休んでください」と言われてしまいました。

確かに3冊同時に本を書くのは疲労の原因になっているかもしれません。
でも・・・。書くのは楽しいのですよね。
診療ももちろん好きですが、本を作っているときが最高に楽しい。
本を書いているから、知的パワーが何とか落ちないで済んでいるのかもしれません。
開業医を辞めて、執筆活動も辞めてしまったら、一気に老けてしまうかもしれません。

でも、まあ、患者家族に労わってもらえるなんて、ぼくは幸せな人間です。
ぼくは現在、63歳。最低でもあと7年は働きたいです。
がんばって勉強して、医療知識を増やしながら、いい医療をやって、本も地道に書いていきたいと思っています。

インフルエンザワクチンについて2025年09月10日 19時25分04秒

インフルエンザワクチンについて、大事なことを3つ告知させてください。

まず、ワクチンは注射です。
鼻に噴霧するタイプではありません。
「注射嫌いの子には、鼻タイプの方がいい」という意見も聞きますが、注射が苦手な子は鼻だってイヤだと思います。
いや、鼻の方がイヤかも。
値段も高いし、うちではまだ採用していません。

2つめ。
受付けは、ネットのみです。
ホームページから。あるいはこのブログの左側の URL から。
9月16日(火)の朝から予約の受付け開始です。
例年より、ちょっとだけ「枠」が少なくなっています。
値段は1回4000円。
高いですか? これは「まっとう」な値段だと思いますよ。
異常に安いクリニックは、何か事情があるのでしょう。

3つめの告知。
無断キャンセルは本当にやめてくださいね。
ワクチンを捨てることになるんです。
電話1本でいいので、当日の朝に教えてくださいね。
よろしくお願いします!

小児思春期双極性障害2025年09月10日 19時42分31秒

小児思春期双極性障害
子どもにも精神疾患ってあるんですよね。
ぼくが医学部6年生のとき、精神科の実習で見た統合失調症の患者は中学生でした。

双極性障害も小児期・思春期で起きることが知られています。
本人も親もどれほどつらい思いをしているでしょうか。

昔から精神疾患には非常に強い関心があり、ノンフィクションを書いてみたいという気持ちがあります。
でも、取材に応じてくれる人がいるのかどうなのか。

その機会に出会えるまで、少しずつ勉強を重ねていこうと思っています。

すみませんが、お金を返してください2025年09月12日 20時27分29秒

すみませんが、お金を返してください
ぼくは2年前から読書にKindleを使っています。
理由は2つ。
まず、本の置き場所が限界を迎えたことです。もうこれ以上は無理。
もう1つは老眼です。老眼鏡を使ってもときどきピントが合わなくなります。
Kindleは文字の大きさを調整できます。
文字を拡大すると、1ページあたりの文字数が少なくなって、読みやすくなります。本当に便利。

ところが・・・『みんなの双極症』という本を電子書籍で買ったところ、文字を拡大すると、1ページのレイアウトがそのまま拡大されるじゃないですか!
まるで PDF みたいに。
そうなると、上から下まで読む、あるいは右から左へ読んでいくと画面全体をスクロールして動かさなくてはいけません。
こんな読み方で1冊の本が読めるわけがない。
当然、挫折。2ページしか読めませんでした。

これで2156円。

いくらなんでもひどくないですか?

インフル予防接種、もう少し空きがあります2025年09月17日 20時55分02秒

去年は大流行したインフルエンザ。
未就学児では、最悪、脳症になる危険があります。

また、大きい子は、全身の関節痛などひどい症状が出ます。

インフルエンザワクチンの予約状況ですが、まだ少し空きがあります。

10月11日(土)
11月15日(土)
は、少しだけ空いています。

それから、11月22日(土)は余裕で空いています。

平日であれば、
11月の(月)(火)(木)(金)
に少しだけ空きがあります。

お金がかかるのは「イタイ」ですが、健康のためです。
12歳以下は2回接種。
13歳以上は1回接種です。

ぼくたち職員も毎年必ず接種しています。
ぜひ、ご検討ください。

インフルワクチン、枠がほぼいっぱい2025年09月19日 08時51分37秒

インフルエンザワクチン、枠がほぼいっぱいに近づいています。

2回接種できる枠はなくなりました(キャンセルが出るかもしれません)。

1回接種であれば、少し空きがあります。
当院で1回、他院で1回接種するのであれば、対応可能です。

また、13歳以上のお子さん(とその付き添いの親)であれば、接種は1回でOKです。

空いている日は、
11月15日(土)
11月22日(土)。

平日であれば、
11月21日(金)
11月28日(金)

です。参考にしてください。

母からもらった腎臓 生体臓器移植を経験した記者が見たこと、考えたこと(倉岡一樹)2025年09月21日 23時10分15秒

母からもらった腎臓 生体臓器移植を経験した記者が見たこと、考えたこと(倉岡一樹)
移植医療には昔から関心が強く、またぼく自身も腎機能が低いので、この本を読んでみました。
慢性腎不全の治療法は透析か腎臓移植。あるいは両方。
筆者はお母様から腎臓をいただき移植を受けます。
その申し訳なさ、心苦しさが大変丁寧に表現されていました。
話題は日本の移植医療の現状に移っていきます。
知っている人も多いと思いますが、日本は移植後進国です。ドナーがあまりにも少ないからです。
その理由として、臓器を提供する医療体制が大きいのですが、一般の人に脳死という概念が伝わっていないことも理由だと思います。

この本では触れられていませんが、脳死移植に反対する倫理学者も日本にはたくさんいます。
そういう方々を取材してもよかったかなと思います。

ぼくは脳死は人の死と考えていますので、脳死移植はなんら問題ないと思っています。

インフルワクチン最新情報2025年09月22日 08時47分54秒

インフルエンザワクチン、枠がほぼいっぱいです。

2回接種できる枠はなくなりました(キャンセルが出るかもしれません)。

1回接種であれば、少し空きがあります。
当院で1回、他院で1回接種するのであれば、対応可能です。

また、13歳以上のお子さん(とその付き添いの親)であれば、接種は1回でOKです。

空いている土曜日は、
11月15日(土)
11月22日(土)。

平日であれば、
11月21日(金)。

インフルエンザ・ウイルスは毎年、遺伝子の型が変わるので、ワクチンは毎年打つ必要があります。
1年経ったら完全に無効というわけでもなく、毎年打つことで免疫が積み上がっていきます。
ぜひ、前向きに検討してください。