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刑務所の精神科医――治療と刑罰のあいだで考えたこと(野村俊明)2022年05月29日 17時00分03秒

刑務所の精神科医――治療と刑罰のあいだで考えたこと
刑務所に収容されている人の中には、知的障害や精神疾患の人がけっこうな割合で含まれいることが知られています。
また少年院に収容されている少年少女の中には、大変厳しい家庭環境で育った人が多いことが知られています。
そうした人たちに刑罰を与えて問題の解決になるのかどうか。
再犯率の高さは何を意味しているのでしょうか。

筆者は豊富な経験に基づき、医療少年院や医療刑務所で治療にあたりながら、刑罰の意味に考えを傾けます。
内容はとても深くそれだけでも優れたエッセイなのですが、また文章がいいんですよね。
内省的でリリカルで。謙虚で静かな文章が読む者の胸にヒタヒタと分け行ってきます。

最終章の「矯正施設における精神療法」は特に読み応えがあり、精神科医の役割とは何だろうかという根源的な問いに対する考察が加えられています。
後書きもまたよかったです。
「諦めなければ夢は実現する」
「努力は裏切らない」
こうした言葉は現代では「はやり」みたいなものですが、夢が実現しない人だってたくさんいるわけです。
そうしたときに、「諦めたから」「努力が足りなかったから」結果が得られなかったと考えてしまう自己責任の状況に人は置かれているのかもしれません。
筆者の目は優しく、がんばりきれなかった人たちにも心配りがあるように感じられました。

大変な良書だと思います。おススメします。

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