小児外科57巻8号2025年8月号 小児外科疾患の発生を考える ― 2025年12月06日 10時13分07秒
ぼくは現在、「小児外科学」と「発生学」の接点について解説した本を執筆しています。
雑誌、『小児外科』から「小児外科疾患の発生を考える」という特集号が出たので買ったみました。
特に神経芽腫の項目に注目しました。
新しい知見が書かれていることはいいと思いますが、それって神経芽腫の発生の本質にどこまで関係あります?
極めて深い疑問があります。
神経芽腫の発生の本質は、染色体数が「2倍体か3倍体か」にあり、2倍体であればゲノムの構造異常が起こり、3倍体であれば「NGF-trkAシグナル」により分化または退縮すること・・・に尽きます。
こうした記述が皆無であることは理解できません。
神経芽腫は他疾患と合併することがあると書かれています。
確かに医学書にはそう書かれています。しかしそれは非常に稀で、ぼくは1例も見たことはありません。
家族性の神経芽腫も見たことがありません。
ALK は大事な遺伝子ですが、それで神経芽腫の発生を説明するのは無理があると思います。
こういう論文を読むと、全ゲノム解析時代のがん研究って、巨大な労力な割に大した成果をもたらしていないなと痛感します。
それから一応言っておくと遺伝子増幅のDMsは、「ダブルミニット」ではなく、「ダブルマイニュート」と発音します。
雑誌、『小児外科』から「小児外科疾患の発生を考える」という特集号が出たので買ったみました。
特に神経芽腫の項目に注目しました。
新しい知見が書かれていることはいいと思いますが、それって神経芽腫の発生の本質にどこまで関係あります?
極めて深い疑問があります。
神経芽腫の発生の本質は、染色体数が「2倍体か3倍体か」にあり、2倍体であればゲノムの構造異常が起こり、3倍体であれば「NGF-trkAシグナル」により分化または退縮すること・・・に尽きます。
こうした記述が皆無であることは理解できません。
神経芽腫は他疾患と合併することがあると書かれています。
確かに医学書にはそう書かれています。しかしそれは非常に稀で、ぼくは1例も見たことはありません。
家族性の神経芽腫も見たことがありません。
ALK は大事な遺伝子ですが、それで神経芽腫の発生を説明するのは無理があると思います。
こういう論文を読むと、全ゲノム解析時代のがん研究って、巨大な労力な割に大した成果をもたらしていないなと痛感します。
それから一応言っておくと遺伝子増幅のDMsは、「ダブルミニット」ではなく、「ダブルマイニュート」と発音します。
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