ルポ クマ襲撃: 被害最多県 秋田の現場から(工藤 哲) ― 2026年10月14日 22時28分13秒
人里や市街地にクマが出没するニュースが毎日のように流れてきます。
都会に住んでいる人間には「こわいね」で済む話ですが、これが地方の人たちには切実な話になります。
クマによる被害が最も多いのは秋田県。
筆者は秋田県に住む毎日新聞の記者です。
現場からクマの(広い意味での)脅威を伝えています。
人がクマに襲撃されるのは、もちろんたまらない恐怖ですし、死者も何人も出ています。
ですが、クマの脅威はそういった具体的な被害だけでなく、現地の人たちの日常に常に緊張をもたらすという精神的な負荷があります。
クマが人を襲ったときのリアルを、被害者や家族から聞き取り、その恐ろしさを丁寧に描いていきます。
そして、それに対してどう対策を練るか。
こうした深い取材は、さすが新聞記者さんだと思います。
今日も国会で、クマ対策をめぐって質疑があったようですが、抽象論で終わっては意味ないと思います。
人はどうやってクマと共生すればいいのか、あるいは共生しないと決断するのか。
だけど、共生しないという選択肢は現実的ではなく、クマを根絶やしにすることなど不可能だし、生態系を破壊することになります。
エサになる木の実が山にないことが、クマが市街地に現れる理由なので、エサを山中に大量に撒くなどの考え方はどうでしょうか?
ちょっと現実的ではない?
いずれにしても、このクマ問題をどう解決するか、人間は知恵を絞らないといけないでしょう。
秋田県におけるクマ襲撃のリアルをこの本で感じてください。
都会に住んでいる人間には「こわいね」で済む話ですが、これが地方の人たちには切実な話になります。
クマによる被害が最も多いのは秋田県。
筆者は秋田県に住む毎日新聞の記者です。
現場からクマの(広い意味での)脅威を伝えています。
人がクマに襲撃されるのは、もちろんたまらない恐怖ですし、死者も何人も出ています。
ですが、クマの脅威はそういった具体的な被害だけでなく、現地の人たちの日常に常に緊張をもたらすという精神的な負荷があります。
クマが人を襲ったときのリアルを、被害者や家族から聞き取り、その恐ろしさを丁寧に描いていきます。
そして、それに対してどう対策を練るか。
こうした深い取材は、さすが新聞記者さんだと思います。
今日も国会で、クマ対策をめぐって質疑があったようですが、抽象論で終わっては意味ないと思います。
人はどうやってクマと共生すればいいのか、あるいは共生しないと決断するのか。
だけど、共生しないという選択肢は現実的ではなく、クマを根絶やしにすることなど不可能だし、生態系を破壊することになります。
エサになる木の実が山にないことが、クマが市街地に現れる理由なので、エサを山中に大量に撒くなどの考え方はどうでしょうか?
ちょっと現実的ではない?
いずれにしても、このクマ問題をどう解決するか、人間は知恵を絞らないといけないでしょう。
秋田県におけるクマ襲撃のリアルをこの本で感じてください。
『大学病院の正体』、発売7日で重版! ― 2026年10月14日 17時22分22秒
クリックで拡大 ↑
(くまざわ書店@蘇我アリオ)
『大学病院の正体』(中公新書ラクレ)、発売から今日で7日目。重版が決まりました!
リアル書店でよく売れているそうです。
ネット書店なら、ここから。
↓
https://link.amazon/B02tmNjEH
ぜひ、どうぞ!
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後ろ姿のない男 高田繁と日本野球の70年 (村瀬秀信) ― 2026年10月11日 15時58分58秒
読売巨人軍の高田繁さんって、みなさんはご存じでしょうか?
ぼくは、現役の頃の高田さんをリアルタイムで観ています。
「高田ファール」といって、レフト方向へホームラン性の大ファールをよく打ったんですよね。
レフトの守備もサードの守備もうまかった。
1番、センター・柴田、2番、サード・高田・・・という感じでした。
さて、本書は高田さんの人生を描いた作品です。
高田さんに関係する多くの野球選手のインタビューが出てくるのかなと勝手に思っていましたが、ひたすら高田さんにインタビューした本でした。
3年間話を聞いたので、その内容は大変濃いものでした。
浪商時代、明大時代、そしてプロ野球。
でも、筆者が描きたかったのは、現役時代よりもGMとして高田さんの考え方とか姿勢だったのでは?
GMというシステムは日本ではほぼなく(メジャーでは普通にある)、監督が全権を持っています。
したがって監督が交代すると、チーム編成がガラリと変わり、チーム作りをゼロからやり直す必要があります。
GMは長期の視点に立ってチームを作り、監督はあくまでも現場の監督なわけです。
本書は、ほとんど高田さんの1人語りなので、高田さんがGMとして成功したのかどうか読んでいたわかりませんでしたが、何を考えていたのかはよくわかりました。
目指すチームの姿もよくわかりました。
ただ、周辺の人たちのインタビューもあれば、もっとよかったと思います。
高田さんが最後に「スカウトを大事にしてほしい。65歳まで雇用を守ってほしい」と言ったシーンが印象的でした。
チームを作る基本はスカウティングです。
高田さんがそこを重視していたことがわかるセリフでした。
読み応えのある作品でした。
ぼくは、現役の頃の高田さんをリアルタイムで観ています。
「高田ファール」といって、レフト方向へホームラン性の大ファールをよく打ったんですよね。
レフトの守備もサードの守備もうまかった。
1番、センター・柴田、2番、サード・高田・・・という感じでした。
さて、本書は高田さんの人生を描いた作品です。
高田さんに関係する多くの野球選手のインタビューが出てくるのかなと勝手に思っていましたが、ひたすら高田さんにインタビューした本でした。
3年間話を聞いたので、その内容は大変濃いものでした。
浪商時代、明大時代、そしてプロ野球。
でも、筆者が描きたかったのは、現役時代よりもGMとして高田さんの考え方とか姿勢だったのでは?
GMというシステムは日本ではほぼなく(メジャーでは普通にある)、監督が全権を持っています。
したがって監督が交代すると、チーム編成がガラリと変わり、チーム作りをゼロからやり直す必要があります。
GMは長期の視点に立ってチームを作り、監督はあくまでも現場の監督なわけです。
本書は、ほとんど高田さんの1人語りなので、高田さんがGMとして成功したのかどうか読んでいたわかりませんでしたが、何を考えていたのかはよくわかりました。
目指すチームの姿もよくわかりました。
ただ、周辺の人たちのインタビューもあれば、もっとよかったと思います。
高田さんが最後に「スカウトを大事にしてほしい。65歳まで雇用を守ってほしい」と言ったシーンが印象的でした。
チームを作る基本はスカウティングです。
高田さんがそこを重視していたことがわかるセリフでした。
読み応えのある作品でした。
『大学病院の正体』、本日発売です! ― 2026年10月07日 20時41分28秒
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『大学病院の正体』(中公新書ラクレ)、本日発売です。
写真は、蔦屋書店@幕張新都心、「松永」本コーナーです。
『開業医』『看護師』もカバーが新しくなりました。
シリーズ累計9万部です。ぜひ、どうぞ。
ネット書店は、ここから。
↓
https://link.amazon/B04VIakgp
かなりの自信作です!
『大学病院の正体』(中公新書ラクレ)、本日発売です。
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低山遭難: 「まさかの遭難」から生きて帰った人たち (羽根田治) ― 2026年09月30日 17時02分05秒
ぼくは登山の経験は全然ありません(高尾山は行ったことがある)が、タイトルに惹かれて読んでみました。
国内の山の遭難で最も多いのは富士山でも穂高でもなく、高尾山なんだそうです。
なぜ、遭難するのか?
それはたとえ低山であっても、山は山だからです。
熊も出るし、ハブ(沖縄)も出ます。
そして油断ですね。
さらにバリ。
バリとはバリエーション。つまり山道ではなく、道なき道を行くこと。このバリを好きな人がけっこういるのですね。
当然ながらバリは非常に危険。
この本は、遭難経験のある人をよく探したと思います。
それだけでも大変。中には、今から10年前に話を聞いた人も。
そして話の聞き取りが丁寧で、骨太のノンフィクションに仕上がっています。
ものすごく派手な本ではありませんが、非常にクオリティーが高い作品でした。
おススメします。
国内の山の遭難で最も多いのは富士山でも穂高でもなく、高尾山なんだそうです。
なぜ、遭難するのか?
それはたとえ低山であっても、山は山だからです。
熊も出るし、ハブ(沖縄)も出ます。
そして油断ですね。
さらにバリ。
バリとはバリエーション。つまり山道ではなく、道なき道を行くこと。このバリを好きな人がけっこういるのですね。
当然ながらバリは非常に危険。
この本は、遭難経験のある人をよく探したと思います。
それだけでも大変。中には、今から10年前に話を聞いた人も。
そして話の聞き取りが丁寧で、骨太のノンフィクションに仕上がっています。
ものすごく派手な本ではありませんが、非常にクオリティーが高い作品でした。
おススメします。
『大学病院の正体』、見本が届きました! ― 2026年09月29日 20時04分04秒
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『大学病院の正体』(中公新書ラクレ)。
10月7日(水)、発売です。見本が届きました!
「正体」シリーズ、第3弾です。大学病院のおもしろさをたっぷり書きました。
ネット予約はここから。ぜひ、どうぞ!
↓
https://link.amazon/B0gZQqaUd
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10月7日(水)、発売です。見本が届きました!
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生命の謎を解き明かす 本庶佑「私の履歴書」 (本庶佑) ― 2026年09月25日 20時58分31秒
日経新聞の「私の履歴書」を書籍化したものです。
おもしろく読みましたが、一般の人向けに書かれているので、ノーベル賞受賞に至る大発見は、ちょっと表面的な記載で物足りないと思いました。
意外だったのは、本庶先生がワインとゴルフが大好きで、ここまで趣味にのめり込んでいるとは。
人生のすべてをサイエンスに捧げていると思っていたのでかなり驚きました。
おもしろく読みましたが、一般の人向けに書かれているので、ノーベル賞受賞に至る大発見は、ちょっと表面的な記載で物足りないと思いました。
意外だったのは、本庶先生がワインとゴルフが大好きで、ここまで趣味にのめり込んでいるとは。
人生のすべてをサイエンスに捧げていると思っていたのでかなり驚きました。
インフルエンザワクチン、予約終了です。 ― 2026年09月24日 15時25分57秒
インフルエンザワクチンの予約受け付けは終了です。
ただ、少しだけ枠がありますので、1回接種でいいという方は、クリニックまでお電話ください。
よろしくお願いします!
ただ、少しだけ枠がありますので、1回接種でいいという方は、クリニックまでお電話ください。
よろしくお願いします!
インフルエンザワクチン、そろそろクローズ ― 2026年09月23日 08時49分38秒
インフルエンザワクチンの予約枠が、ほぼいっぱいです。
11月の平日に2回接種できる枠が数個あります。
2週空ければ接種可能です。
大事なワクチンなので、ぜひ、前向きに考えてみてください。
近日中に、予約の受け付けは終了になります。
11月の平日に2回接種できる枠が数個あります。
2週空ければ接種可能です。
大事なワクチンなので、ぜひ、前向きに考えてみてください。
近日中に、予約の受け付けは終了になります。
東大理三の世界 日本一の天才集団にみた謎すぎる生態(庄村敦子) ― 2026年09月22日 15時59分58秒
タイトルからしてメチャ面白そうじゃないですか。
大変期待して読みましたが、全然面白くありませんでした。
面白くない理由は、筆者の取材が浅いわけでも、文章力が弱いためでもありません。
この本に登場する理3の人たちが、別に面白くなかったからです。
まず、和田秀樹さんの生い立ちなんて、何の興味も持つことができません。
理3の人たちが、入学前の段階で受験秀才だったのは当たり前の話で、そんなことを読まされても面白いわけがありません。
YouTube でWakatte TV を見れば十分です。
で、医者になってからは? いろいろ個性的な人たちがいますが、医師をやりながら起業するとかって、別に東大医学部じゃなくたって、この世の中にはいくらでもいます。
理科3類に合格する頭脳を使って、どれだけ常人離れをしたことをしたかを知りたいわけです。
たとえば、臨床をバリバリやりながらインパクトファクターが1000点以上とか。
基礎研究をやってインパクトファクターが5000点で、ノーベル賞間違いなしの評価を受けているとか。
でも、そういう人は全然出てこなくて、ぼくから見ると、頭脳が優秀だったのは理3に入るまでだったのかと思ってしまいます。
東大医学部を卒業しても、私立医学部の最も偏差値の低いところを卒業しても、結局はただの医師なんです。
何が違うのか?
そこがこの本では書けていなかったと思います。
大変期待して読みましたが、全然面白くありませんでした。
面白くない理由は、筆者の取材が浅いわけでも、文章力が弱いためでもありません。
この本に登場する理3の人たちが、別に面白くなかったからです。
まず、和田秀樹さんの生い立ちなんて、何の興味も持つことができません。
理3の人たちが、入学前の段階で受験秀才だったのは当たり前の話で、そんなことを読まされても面白いわけがありません。
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で、医者になってからは? いろいろ個性的な人たちがいますが、医師をやりながら起業するとかって、別に東大医学部じゃなくたって、この世の中にはいくらでもいます。
理科3類に合格する頭脳を使って、どれだけ常人離れをしたことをしたかを知りたいわけです。
たとえば、臨床をバリバリやりながらインパクトファクターが1000点以上とか。
基礎研究をやってインパクトファクターが5000点で、ノーベル賞間違いなしの評価を受けているとか。
でも、そういう人は全然出てこなくて、ぼくから見ると、頭脳が優秀だったのは理3に入るまでだったのかと思ってしまいます。
東大医学部を卒業しても、私立医学部の最も偏差値の低いところを卒業しても、結局はただの医師なんです。
何が違うのか?
そこがこの本では書けていなかったと思います。



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