2冊のだいすきノート ~32歳、がんで旅立ったママが、4歳の双子に残した笑顔と言葉~(田村 建二) ― 2023年02月18日 17時09分47秒
32歳の母親がスキルス胃がんに罹ります。ステージ4。
彼女には4歳の双子ちゃんがいます。
その闘病と死が記録されています。
この本は、母親の死後に、残された家族・親戚から聞き取りをして書かれたものなので、母親の内心は書かれていません。
つまり家族・親戚から見た母親の姿を描いたものです。
そういう意味で、通常の闘病記とは少し異なります。
スキルス胃がんのステージ4ですから、タイトルを読んだだけで、どういう結末になるのか、つまり母親が我が子にどういうメッセージを残すのかがテーマであると分かります。
そして分かっていても最後の場面では思わず目頭が熱くなります。
この本の筆者はぼくとそんなに年齢の変わらない男性だと読後に気づきました。文章がとても柔らかいので、読んでいる最中は、比較的若い女性による筆かと思いました。
いい意味で個性的な文章ですね。
それから、聞き取りが大変深い。相当時間をかけてインタビューをしたのでしょう。
密度の濃い作品でした。
みなさんも読んでみてください。おススメします。
彼女には4歳の双子ちゃんがいます。
その闘病と死が記録されています。
この本は、母親の死後に、残された家族・親戚から聞き取りをして書かれたものなので、母親の内心は書かれていません。
つまり家族・親戚から見た母親の姿を描いたものです。
そういう意味で、通常の闘病記とは少し異なります。
スキルス胃がんのステージ4ですから、タイトルを読んだだけで、どういう結末になるのか、つまり母親が我が子にどういうメッセージを残すのかがテーマであると分かります。
そして分かっていても最後の場面では思わず目頭が熱くなります。
この本の筆者はぼくとそんなに年齢の変わらない男性だと読後に気づきました。文章がとても柔らかいので、読んでいる最中は、比較的若い女性による筆かと思いました。
いい意味で個性的な文章ですね。
それから、聞き取りが大変深い。相当時間をかけてインタビューをしたのでしょう。
密度の濃い作品でした。
みなさんも読んでみてください。おススメします。
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