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無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記(山本文緒)2022年11月23日 22時03分12秒

無人島のふたり: 120日以上生きなくちゃ日記
山本さんの本は『プラナリア』が何と言っても印象的でした。
その彼女が58歳で膵臓がんで亡くなります。
本書は、最期の日々を綴った日記です。ただ日記と言ってもプライベートな日記ではなく、出版することを前提に書かれた日記ですから、文章の完成度は高いです。
立派な闘病記(本人は逃病記と言っている)として仕上がっています。

山本さんはなぜこの闘病日記を書けたのでしょうか。それは強い精神力みたいなものではありません。
作家だからですよね。作家って書くことが好きだし、本が出来上がることが好きだし、読者に読んでもらえることが好きなんです。
だから彼女も書いたのでしょう。つまり自分の人生の最期に自分の最も好きなことをやっていたのだと思います。

そしてぼくみたいな読者が、その本を読んで感想をSNSで述べたりするって山本さんには本当に嬉しいことなんだと思います。
ぼくも余命宣告されるような病気になったら書きますよ、きっと。商業出版されるかどうかは別ですが。
そうやって自分の最期の日々を記録に残すんじゃないかな。

いい作品でした。
いい作品が残せてよかったですね、山本さん。

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