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コルトレーン――ジャズの殉教者(藤岡 靖洋)2022年10月19日 15時15分34秒

コルトレーン――ジャズの殉教者
ちょっと古い本なんですが、Twitter で目に留まって読んでみました。
これが思いもしない大当たりでした。
ジャズ音楽家ジョン・コルトレーンの伝記なんですが、非常に詳しく、そして深く描かれています。
ここまで調べて、取材して書くのは相当大変だったのではないでしょうか。
岩波新書から出ているというのもいいですね。
音楽専門書籍からの出版だと、多くの人に読まれなかったかもしれません。

モダンジャズの隆盛は1960年頃ですから、黒人の公民権運動の時期と重なるわけです。
コルトレーンも公民権運動に深く関わります。
そして自分のルーツであるアフリカに関心を持ち、最後には「聖者」になっていきます。
こういう流れは、マルコムXと共通するものがあるように感じます。

わずか40歳で早逝したコルトレーン。しかし彼の音源は多数あり、60年経った今でも色褪せることなく、我々はそれを耳にすることができます。
ぼくもよく聴きますよ。『至上の愛』なんて、本当に神の領域ですよね。
エリック・ドルフィーとのライブでの掛け合いも大好きです。

伝記ノンフィクションとして一級品の出来栄えだと思います。
おススメします。ぜひ、どうぞ。