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ドリフターズとその時代(笹山 敬輔)2022年08月13日 15時01分54秒

ドリフターズとその時代
新書なので、軽い気持ちで読み始めました。
しかし内容はなかなかの重量級でした。いかりや長介の生い立ちから話は始まります。
つまり本格的な評伝となっていました。

ぼくは小学生の頃までは「8時だよ、全員集合」を見ていましたが、さすがにその後のことは知りません。
中学生のころ、志村けんという名前は知っていましたが、彼の喜劇王としての全盛期はリアルタイムで見ていません。
そういう意味では、あまりドリフに強い思い入れがないので、深い興味でこの本を読み進めたというわけではありませんでした。

この本が一気に面白くなるのは、志村けんの擡頭とドリフの衰退のあたりからです。
いかりや長介はドリフを率いてトップの位置にいました。志村けんはおそらくそれが耐えられなくて、二人の間には大きな溝が生まれ、一時は共演NGになります。

なぜでしょう。それは二人が似ていたからです。いかりや長介には、自分が目指す喜劇の理想があり、実際に自分でそれを作っていた。ドリフはチームワークで成り立っていたとはいえ、彼は単なるリーダーではなく王様だったのです。
そして志村けんも同じでした。理想の喜劇があり、その喜劇を自分で発案し、シナリオを作り、演出していたのです。彼も独立すると、スタッフや共演者に対して王様になります。

そういう点で加藤茶は、天才性はあったものの、自分が王様になりたいという発想はなかったようです。

こうして完全に袂を分ついかりや長介と志村けんですが、時間が二人の距離を縮めます。
志村けんは王になることによって、そのポジションはいかに辛く、いかりや長介の苦労を思い知ったのでしょう。
最後まで、ドタバタ喜劇にこだわり、人を笑わせることにこだわった二人は同じ夢を見ていたのかもしれません。

この本の終盤は一気読みの面白さでした。また、笑いをどこまでも追い求める芸人の執念みたいなものに感動すら覚えました。
大変読み応えがある1作でした。おススメします。
しかし・・・なんでこの本が単行本で出なかったのでしょう?

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