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障害をしゃべろう! 上: 『コトノネ』が考えた、障害と福祉のこと (上巻) (里見喜久夫)2021年10月22日 23時05分25秒

障害をしゃべろう! 上: 『コトノネ』が考えた、障害と福祉のこと (上巻)
『コトノネ』というのは、障害者の生活や労働にフォーカスを当てた雑誌です。
編集長の里見さんは、東日本大震災を契機に生き方を変えた方です。それまで障害者問題に関心があったわけではありません。3・11を契機に生き方・考え方を変化させる上で、障害者の世界を知ってみようと思ったようです。
この『コトノネ』の中に、「ぶっちゃけインタビュー」という編集長のインタビューのコーナーがあります。これまで積みあげてきた編集長と、障害や福祉に関わる人たちとのインターアクションをまとめたものが本書です。

この本を読むと2つの特徴に気づきます。
まず障害者問題に関しては、相当ハードにこの世界に切り込んでいます。
「青い芝の会」の横塚さんや横田さんの話がくり返し出て来ます。「青い芝の会」は日本の障害者運動の先駆けになった組織であり、これまでの運動の中で最も過激な団体だったと言えます。
日本の障害者運動に与えた影響の大きさについては、語りきれません。
ぼくは若い頃に朝日新聞の本多勝一の文章を読んで、「青い芝の会」の存在とその主張を知り、価値観の転換を迫られたことをよく覚えています。

そしてもう一つの特徴は、里見編集長は障害福祉に拘泥することなく、そこからウイングを伸ばして周辺領域の多様な人たちにインタビューしていることです。
そのことによって、この本は内容に厚みが出て、表現する世界が広がっています。
要するにハードコアな話も読めるし、多彩な世界に入っていくこともできるわけです。

インタビューというのは、ぼくも講談社の仕事で長期にやったことがありますが、インタビューの相手の言いたいことを引き出すだけでは不十分で、聞き手と聞かれる側の相互反応が必要といえます。
最初にインターアクションと書いたのはそういう意味です。
そういう意味で、里見編集長のインタビューは秀逸で、これまで障害者問題に接してこなかった人とは思えない出色の仕上がりとなっています。いや、そうだからこそ、いいインタビューができたのかもしれませんね。

読み応えのある、青土社さんらしい1冊です。オススメしますので、ぜひ、読んでみてください。
ちなみにぼくも登場しますが、そこはおまけ程度に考えてくださいね。下巻もあります。

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