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エーゲ 永遠回帰の海(立花 隆, 須田慎太郎)2021年09月21日 22時42分08秒

エーゲ 永遠回帰の海
立花さんが43歳のときに、エーゲ海をまたにかけて、40日、8000キロをレンタカーと船で巡った旅の記録です。
この本を世に出すまで20年以上かかったそうです。
立花さんは100冊以上の本を書いたと言われていますが、この本が一番のお気に入りだそうです。
旅をしながら思索を深め、宗教と歴史と哲学に思いを馳せます。
写真も一級品だし、さすがの完成度だと思います。
本人も後書きで書いていますが、この本をまとめるのはかなり大変だったらしく、緑慎也さんの編集の力が大きく貢献したようです。
緑さんにとっても貴重な1冊ではないでしょうか?

立花さんと言えば、『田中角栄研究』における「調査報道」と言われがちですが、本当はこういう本が作りたかったのでしょう。
また、「知の巨人」と言われるようになったのは、1990年頃に『脳死』『精神と物質』『臨死体験』を書いたからではないかな。
ぼくにとって立花さんは「サイエンスの人」です。

この本、おススメです。

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