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新型コロナの科学-パンデミック、そして共生の未来へ(黒木 登志夫)2021年04月19日 21時23分07秒

新型コロナの科学-パンデミック、そして共生の未来へ
知っていることも多数、知らなかったことも多数書かれていました。
知っていることが書かれていると、面白くないかというと、それは違います。
黒木先生が以前に書いた「がん遺伝子の発見」は知っていることが大多数でしたが、読んでみて大変面白かった。それは文章のうまさとか、語り口の妙があるからでしょう。

今回もよくこれだけの情報を集めたなと唸るくらい豊富なデータに基づいて書かれていました。しかしそれが決してデータ偏重の記述になっていないんですよね。
新書の中には学術論文みたいな作品もありますが、先生はしっかりと語っていました。
そして先生の人脈の広さはやはりすごい。その人脈をフル活用して情報を取ってくるんですよね。ぼくには真似ができない。
ま、一介の開業医と先生とでは違いすぎますよね。
(でも、そこらの教授と比べて僕が医学者としての総合力で負けるとも思っていませんが)

この本を読んで一番驚いたのは、千葉大病院でのコロナ治療の様子です。よく調べたというか、話を聞けたものですね。
ぼくもいつか取材しようと思っていたのですが、見事に先を超されました。

先生は、今年85歳。いやあ、これはとても真似できる気がしません。ぼくなんて老ぼれになっているのでは? いや、死んでいるかもしれません。
ぼくもコツコツとがんばることにしましょう。
なお、この本は現在、次女が読んでいます。

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