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ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実(澁谷 智子)2020年11月13日 22時10分00秒

ヤングケアラー
少子高齢化ですから、介護される人が増え、介護する人が減るわけです。
すると介護の担い手が子どもに回ってくる。これがヤングケアラーです。
家族介護から社会介護への転換が、介護保険制度の創設だったと思うのですが、それはうまく機能していないようにも思えます。
日本人の「平均」寝たきり年数は、7年以上ですから、公的なシステムを作っても、それをカバーできない現実があります。
ヤングケアラーはこれからも少し増えるように思えます。

本書は良書ですが、科研費の報告書を読んでいるような堅苦しさがありました。中公新書なので、止むを得ないかなとも感じますが、学術書よりもジャーナリスティックな視点からこの問題の全貌を描いた方が、一般の人への啓蒙という意味ではより良かったのではないでしょうか?
ぼく自身はこの問題に関して、少し勉強していこうと思います。

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